Space S – AKASAKI Mima and Rikako Kawauchi

Top image: 赤崎みま  Untitled, 1998, Ilfochrome print, 520 × 1010mm

会期:2025年1月7日(火) – 1月26日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
会場:CADAN有楽町 Space S
住所:東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階

出展作家
赤崎みま(The Third Gallery Aya)
川内理香子(WAITINGROOM)

Space Sでは、WAITINGROOMとThe Third Gallery Ayaが共にそれぞれの作家の作品を展示します。

The Third Gallery AyaはSpace Mで個展を開催する山沢栄子の影響を受けた赤崎みまの作品を、WAITINGROOMはSpace Lで個展を開催する川内理香子の作品をSpace Lからの流れを引き継いで展示します。

川内理香子, in the drawer, 2024, oil on canvas, 455 × 530mm

山沢栄子「YAMAZAWA Eiko」by The Third Gallery Aya

image: ©YAMAZAWA Eiko「What I Am Doing No,24 」

会期:2025年1月7日(火) – 1月26日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
会場:CADAN有楽町 Space M
住所:東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階

オープニング・レセプション:1月7日(火)18:00-20:00

この度、The Third Gallery Aya(大阪)は、CADAN有楽町にて1899年生まれの日本の女性の写真家のパイオニアのひとり、山沢栄子の展覧会を開催致します。晩年の代表作「What I Am Doing」のシリーズによる個展となります。ぜひご高覧ください。

山沢栄子(1899–1995)
1899 年大阪府生まれ。1918 年私立女子美術学校日本画科選科卒業。1926 年渡米、カリフォルニア・スクール・オブ・フィンアーツで油絵を学ぶ。生活の為、アメリカ人写真家コンスエロ・カネガの助手となり、写真技術を取得。1929 年に帰国。
1931 年大阪に写真スタジオを設立し、ポートレート写真を中心に、日本の女性写真家のパイオニアとして活躍。晩年の1980 年代に抽象写真を制作し「私の現代/ What I am doing」と題して発表。自身の過去の作品や写真機材を被写体とした極めてコンセプチュアルな表現も含んだ代表作として知られる。大阪中之島美術館、東京都写真美術館、J. Paul Getty Museum 等に作品が収蔵されている。

川内理香子 『Please Don’t Disturb』by WAITINGROOM

image: Rikako Kawauchi, Room 1925, 2024, oil on canvas, 455 x 530 mm

会期:2025年1月7日(火) – 1月26日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
会場:CADAN有楽町 Space L
住所:東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階

オープニング・レセプション:1月7日(火)18:00-20:00

この度、WAITINGROOM(東京)はCADAN有楽町にて、川内理香子の個展『Please Don’t Disturb』を開催いたします。川内は、「身体」という根源的なテーマを軸に、ペインティングやドローイング、針金やネオン管など、多岐にわたる素材を用いて作品を制作しているアーティストです。近年は、消化や排泄、料理をテーマとした各地の神話の中に象徴的に登場する、動物や人体の一部などのモチーフを、色彩豊かに描いたペインティング作品でも知られています。

本展で川内は、ホテルとそこに置かれたアイテムをモチーフにしたペインティングの新シリーズと、アンティーク家具を台座としたネオン作品を発表いたします。川内は、ホテルを一時的な家として捉え、そこに「私のもの」としての親密さと「誰かのもの」としての他者性を見出します。そこに立ち現れる自他の境界の曖昧さを、身体性と重ね合わせる新シリーズに、是非ともご期待ください。

川内理香子 Rikako Kawauchi
1990年東京都生まれ、2017年に多摩美術大学大学院美術研究科 絵画専攻油画研究領域を修了。現在、東京を拠点に活動中。食への関心を起点とし、身体と思考、自己と他者、それらの境界の不明瞭さや、消化や排泄、食べることとそこから作られる身体を世界創造の起点とする神話の世界などをモチーフに作品を制作しています。

大学在学中の2014年に参加した公募グループ展『CAF ART AWARD2014』で保坂健二朗賞を受賞後、15年に新進アーティストを対象にした公募プログラム『shiseido art egg』にてshiseido art egg賞(大賞)を受賞。21年『TERRADA ART AWARD 2021』ファイナリスト選出、寺瀬由紀賞受賞。22年『VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』にて大賞のVOCA賞を受賞。近年の展覧会に、2024年個展『Under the sun』(アニエスベー ギャラリー ブティック/東京)、グループ展『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』(東京都現代美術館 / 東京)、2023年個展『Even the pigments in paints were once stones』(WAITINGROOM/東京)、個展『The Voice of Soul』(ERA GALLERY/ミラノ、イタリア)、グループ展『アーツ前橋開館10周年記念展 New Horizon―歴史から未来へ』(アーツ前橋/群馬)、22年個展『Lines』(VAN DER GRINTEN GALERIE/ケルン、ドイツ)など。主なコレクションに愛知県美術館などが挙げられます。