協会について

一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)は、日本の現代美術の振興と普及、現代美術市場の確立と発展、現代美術作家の国際的な認知度の向上、若手作家への支援と人材の育成を目指し、日本の現代美術の発展に寄与することを目的として設立された非営利の業界団体です。


設立趣旨

ここ数年、日本の現代美術業界内のあちこちにおいて、現状の美術業界の問題点や、必要な税制やシステム等についての議論が継続的に行われ、その結論として「日本現代美術商協会」を設立するに至りました。

美術商は、美術作品を販売し、利益を上げることによって、アーティストを育て、マーケットを開拓し、美術史のなかにアーティストを着地させることに貢献ができます。その利益は、さらに多様な文化を育てていくことになるでしょう。それを実現するためにも、現代美術商である私達が、社会とさらにつながりを持ち、現行の問題を改善し、未来の世代につなげていくことを視野に入れながらシステムを活性化することが急務となります。当協会が、現代美術業界全体に寄与する考え方を共有し、交流会や勉強会などを通じてお互いの意識を高め、次世代に残していかれるような組織として機能させたいと願う次第です。


主な事業内容

●情報集配、調査研究、提言
・国内外の美術の市場動向、文化政策、税制や著作権といった法律や制度などの調査、情報収集。
・文化芸術関係の行政機関等との情報交換ならびに協力及び提言。
・現代美術の作家・作品情報のアーカイブ化事業。

●セミナー
・会員をはじめ、一般の方々を対象に現代美術に関わるセミナーやシンポジウムを随時開催。

●交流・連携
・美術商としての問題意識の共有と解決策の議論と取り組みの実施。
・国内外のギャラリー及び業界団体との連携と関係強化。
・会員相互のネットワークのほか、協会を通じて各界の専門家と交流を図る。

●ホームページ運営、出版事業、広報

役員 (2023年度)

代表理事:山本裕子(ANOMALY)
副代表理事:小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)
理事:大柄聡子(Satoko Oe Contemporary)
理事:南塚真史(NANZUKA)
理事:森裕一(MORI YU GALLERY)
理事:ローゼン美沙子(MISAKO & ROSEN)

監事:田中靖浩(田中公認会計士事務所代表)

顧問:白石正美(SCAI THE BATHHOUSE)
顧問:山本豊津(東京画廊)

概要

設立 2015年7月30日

所在地
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル 1F
*2020年7月に移転しました