会期:2024年10月8日(火) – 10月27日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
会場:CADAN有楽町 Space L、M、S
住所:東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階
オープニング・レセプション:2024年10月8日(火)18:00-20:00
ギャラリートーク 18:30-19:00 *ギャラリスト、アーティストを交えて本展覧会のキュレートリアル、作品について実際の作品の前でお話ししましょう。
アーティスト:
関根美夫、柏原えつとむ(東京画廊+BTAP)
片山真妃、大谷透(XYZ collective)
加賀美健、マーガレット・リー(MISAKO & ROSEN)
ショーウィンドウ(Space S):宮澤男爵(東京画廊+BTAP)
本展覧会「Repetition」(反復)は差異と反復の関係を出発点としています。日本と海外の世代を超えたアーティストたち、加賀美健、マーガレット・リー、大谷透、片山真妃、柏原えつとむ、関根美夫による新作と過去の作品を展示いたします。また、東京画廊+BTAPは、ショーウィンドウ(Space S)にて若手アーティストの宮澤男爵の新作を展示します。この展覧会には東京を拠点とする3世代のアートスペースの立場が含まれています。それぞれがアート界の構造とこれまで同様の概念とやり方に添って形成されていますが、それぞれ独自の美学を持っています。3世代のギャラリーと参加アーティストの間に予期せぬ一致と相違の両方の点を明らかにします。
関根美夫 Yoshio Sekine (1905-1972)
1954年より具体美術協会の結成に加わる。「そろばん」は関根の代表的シリーズで、さまざまな構図や⾊彩を展開しながら、晩年に⾄るまで多数の作品を⼿がけた。
柏原えつとむ Etsutomu Kashihara(1941-)
60年代に斎藤義重に学び、中原祐介と⽯⼦順造が企画した「トリックス・アンド・ヴィジョン(盗まれた眼)」展(東京画廊・村松画廊、東京)や1973 年の「サンパウロ・ビエンナーレ」に参加。代表的なシリーズ作品に、遠近法の問題を扱った「Silence」がある。
大谷透 Toru Otani (1988-)
2023年にXYZ collectiveにて個展「催眠術」を開催。紙やすりや石膏ボードといった工業製品、古紙やラベル といったファウンドマテリアルを用い、扱う素材にはすでに何かが描かれており、それらの既存の表象や記号を手がかりに転用、抽出、反復、消去といったプロセス繰り返し作品は制作される。
片山真妃 Maki Katayama (1982-)
主な展覧会に2024 年にαM ギャラリーで開催された個展や2023 年に森美術館で開催
されたグループ展「ワールドクラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」などがある。題材となる⼈物の⼈⽣の出来事、過去の天候やキャンバスのサイズなど数字に基づいたコンセプトと独⾃のカラー⾒本に基づき抽象的な絵画シリーズを発表している。
加賀美健 Ken Kagami(1974-)
2018年にパルコミュージアムにて個展「レトロスペクティブ」を開催。「トレバー・シミズ & 加賀美健」展をメンデスウッド DM(サンパウロ)で開催する他、近年は2024年のアートバーゼル⾹港のエンカウンターセクションでのパフォーマンスで定評を受けた。主に、社会現象や時事問題、美術史、カルチャーなどをジョーク的発想に変換し、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パフォーマンスなどを⼿がけている。
マーガレット・リー Margaret Lee (1980-)
近年は、ジェスチャー、線、形の反復に抵抗しながらも、何かの関係性を模索してできた偶発的な描線を含んだ抽象作品を手掛けている。
宮澤男爵 Danshaku Miyazawa (1981-)
2004 年に東京都が主催する公募展「トーキョー・ワンダーウォール公募2004」で⼊選し、東京画廊+BTAP(東京)において、2008 年に古林希望との⼆⼈展、2010 年に個展を開催。若⼿アーティストを紹介するCADANショーウィンドウ(Space S )では、新作品を発表する。