CADANと伊勢丹新宿店メンズ館の1年間にわたるコラボレーションプロジェクト。第二弾は、違う者同士が平和に一緒に過ごし、生活する、持続可能な多様性を尊重する社会をテーマに「Seasonal Cohabit」と題しました。ファッションの館、新宿伊勢丹メンズ館に、CADANメンバーギャラリーから各シーズン4組のアーティストによるインスタレーションが出現します。
2021年7月21日(水)~11月30日(火)
伊勢丹新宿店メンズ館1F・2F・4F・6F
1階 エントランス、メンズアクセサリー・・・ノリ服部+佐藤研也、齋木克裕(Sprout Curation)
2階 メンズクリエーターズ・・・鬼頭健吾(rin art association)
4階 メンズラグジュアリー・・・濱田泰彰(4649)
6階 メンズコンテンポラリー・・・西太志(FINCH ARTS)
主催:伊勢丹新宿店メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会
1F ノリ服部+佐藤研也、齋木克裕(Sprout Curation)
〜パースペクティブを揺さぶる立体作品による知覚の冒険〜
のり はっとり●1981年生まれ。2005年慶應義塾大学卒業。同年渡英、ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート アンド デザイン卒業。レーザーカッターや光学フィルムを使用するインダストリアル・ペインティングを実践。
さとう けんや●1981年生まれ。2007年東京理科大学大学院を卒業後、オランダで建築とアートのプロジェクトに携わる。2015年studio niko設立。
さいとう かつひろ●1969年生まれ。2004年から2018年までニューヨークで活動。主に写真をメディウムに用いて、イメージにおける表象性と、展示空間のなかでの現前性の関係を問う作品を制作。今回は、2本のペットボトルがお互いの内と外を共有し合う、コンセプチュアルな作品で参加。
2F 鬼頭健吾(rin art association)
ベルリン時代に住んでいたアパートの窓から外を眺めていると向かいの建物が同じ窓枠であることに気づく。画一的な建物と窓の形、その中に住んでいる人々は多様であるのがカーテンのない窓から垣間見える。
「active galaxy」は、そんな生活の営みの風景を窓から入る光を赤や青や緑といった色にかえ、ベルリンのお土産屋の軒先に置いているポストカードスタンドに刺さるポストカードに見立て絶えず回転し光と多くの色が混ざり合うことで生まれる色々な人々が同じ様に生活し生きていることを表現した作品である。
きとう けんご●1977年生まれ。京都芸術大学大学院教授。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科油画修了。フラフープやシャンプーボトルなど、工業製品の現代的なカラフルさと、生命体や宇宙を感じさせるような広がりを融合させた作品で、国内外から高い評価を受ける。