CADAN有楽町は、群馬県高崎市を拠点とするrin art associationの企画による鬼頭健吾、小金沢健人、水戸部七絵、やんツーのグループ展「COMBINE ! 」を開催いたします。ぜひご高覧ください
■展覧会概要
会期:2021年10月19日(火)~11月7日(日)
会場:CADAN 有楽町 (東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F)
出展作家:鬼頭健吾、小金沢健人、水戸部七絵、やんツー
営業時間:火~金 11時~19時 / 土、日、祝 11時~17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
企画:rin art association
「アートウィーク東京」(11月4〜7日)に参加します。
「COMBINE !」は、1950 年代初頭、斬新で過激なコラージュの一形式として生まれたコンバ イン・ペインティングを再考し、写真や 3 次元のオブジェクトを組み合わせたこの技法が、いまどのような含意で用いられているのか、現代アーティストの表現動向を探ります。 ラメ、ガラスの破片、ポリエステルの布地をアクリル絵画に組み入れる鬼頭健吾、廃材のネ オン管と木製パネルを混成した新作シリーズを展開する小金沢健人、現物のエレキギターを配 置した等身大のポートレートを描く水戸部七絵、DIY のドローイングマシンで人の手を離れたイメージ生成に取り組むやんツー----。都市空間と絵画をつなぐ 4 人のアーティストが、この技法に新たな解釈を提示しています。
■ART TALK supported by CVJ
参加作家の鬼頭健吾氏とやんツー氏によるアーティストトークを行います。ナビゲーターに「アサクサ」を主宰するキュレーター大坂紘一郎氏をお迎えして、展覧会テーマである「コンバイン」の視点から各氏の制作や表現についてお話しいただきます。展覧会と合わせてぜひご高覧ください。
日時:10月30日(土)17:00-18:00
出演:鬼頭健吾、やんツー(本展参加アーティスト)、大坂紘一郎(キュレーター)
会場:CADAN有楽町
参加無料、予約優先(15名)
Peatixからご予約ください。https://cadanarttalkrinartassociation.peatix.com
*@cadan_instaからインスタライブ配信あり
鬼頭 健吾 Kengo KITO
1977 年愛知県生まれ、群馬県高崎市在住。2003 年、京都市立芸術大学大学院美術研究 科油画専攻修了、京都造形芸術大学教授。フラフープやシャンプーボトルなど、工業製品 の現代的なカラフルさと、生命体や宇宙を感じさせるような広がりを融合させた作品で、 国内外から高い評価を受ける。2008 – 09 年、五島記念文化財団の助成を受けニューヨー クに滞在。2010 年、文化庁新進芸術家海外研修員としてドイツ、ベルリンに渡る。主な 展覧会に「ベリー ベリー ヒューマン」(豊田市美術館、2005)、「六本木クロッシング2 0 0 7 : 未 来 へ の 脈 動 」( 森 美 術 館 、 2 0 0 7 – 0 8 )、「 M o n o – n o – A w a r e 」( エ ル ミ タ ー ジ ュ 美 術館、2013-2014)、「Full Lightness」(京都市京セラ美術館、2020)など。
小金沢 健人 Takehito KOGANEZAWA
1974 年東京生まれ。武蔵野美術大学で映像を学び、在学中よりビデオによる映像作品の 発表を始めた。1999 年よりベルリンに拠点を移し、アメリカ、ブラジル、インド、オー ストラリア、ギリシャなど世界各国で作品を発表、その独特の映像表現は高い評価を獲得 した。その後、次第にドローイング、パフォーマンス、インスタレーションと表現領域を 広げ、多彩で複合的な作品群と旺盛な制作活動に裏づけされた多才なアーティストとして 知られている。国内では、「Dancing In Your Head」(資生堂ギャラリー、2004)、「あれ とこれのあいだ」(神奈川県民ホールギャラリー、2008)、「動物的」(丸亀市猪熊弦一郎 現代美術館、2009)など多数の個展を開催。2018 年開催の「Asian Art Award 2018」で は大賞を受賞。
水戸部 七絵 Nanae MITOBE
神奈川県生まれ。千葉を拠点に活動。2021 年から東京藝術大学大学院美術研究科絵画専 攻油画に在籍、画家 小林正人に師事する。初期ではマイケル・ジャクソンなどの著名人や ポップ・アイコンを描いた作品を制作。これまでの展示に、4 メートル近くの大作 1 点の みを展示した「APMoA Project, ARCH vol.18 DEPTH – Dynamite Pigment -」(愛知県 美術館、2016)、「千一億光年トンネル」(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、2017)「 – Inside the Collector’s Vault,vol.1- 解き放たれたコレクション展」(WHAT、2020)、 2020 年度第 3 期コレクション展「私は生まれなおしている─令和 2 年度新収蔵作品を 中心に─」(愛知県美術館、2020)、「ホルベイン・スカラシップ成果展」(佐藤美術館、 2020)などがある。「千代田芸術祭 2011」O JUN 賞、「VOCA 展 2021」奨励賞を受賞。
やんツー yang02
1984 年神奈川県生まれ。2009 年多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領 域修了。セグウェイが作品鑑賞するインスタレーションや、機械学習プログラムを導入し たドローイングマシーンなど、人間の行為を情報技術が代替する自律型の装置を作品とし て制作。デジタルメディアを基盤に、人間の身体性や表現の主体性を問う。菅野創との 共同作品《SENSELESS DRAWING BOT》で、第 15 回文化庁メディア芸術祭アート部 門新人賞(2012)を、同じく《アバターズ》で第 21 回優秀賞(2018)を受賞した。主 な展示に、あいちトリエンナーレ 2016(愛知県美術館、2016)、「Vanishing Mesh」(山 口情報芸術センター[YCAM]、2017)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、2018)、 2 人展「Art Meets 06」(アーツ前橋、2019)など。