石塚源太 + 西條茜 by ARTCOURT Gallery

CADAN有楽町は、大阪・桜ノ宮を拠点とするARTCOURT Galleryの企画による石塚源太 + 西條茜の二人展を開催いたします。石塚は漆、西條は陶の新作を発表します。ぜひご高覧ください。

■展覧会概要
会期:2021年9月29日(水)~10月17日(日)
会場:CADAN 有楽町 (東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F)
出展作家:石塚源太 、 西條茜
営業時間:火~金 11時~19時 / 土、日、祝 11時~17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
企画:ARTCOURT Gallery

■ART TALK supported by CVJ
日時:10月17日(日)11:00-11:30
出演:石塚源太、西條茜
会場:CADAN有楽町
参加無料、予約優先(15名)
Peatixからご予約ください。https://cadanarttalkartcourtgallery.peatix.com/view
*@cadan_instaからインスタライブも配信します。

漆と陶、それぞれの素材技法のうえに、自身の身体感覚を重ねあわせた造形表現で注目を集める作家、石塚源太(b.1982)と西條茜(b.1989)の新作 展をCADAN有楽町にて開催します。両者はともに京都を拠点に活動し、2019年には金沢で開催された世界工芸トリエンナーレの企画展「越境す る工芸」に出品、また数々の賞を受賞するなど、工芸と現代美術をクロスオーバーする新鋭として、今後の展開にさらなる期待が寄せられています。 緩やかな曲面フォルムにみずみずしい質感をまとう二人の作品は、その表面から内部への意識を誘い込みます。内側からランダムに膨張する凹凸 のかたち、穴の奥へと続く空洞のゆくえ、素地に映り込む陰影の重なり、身体と内部共鳴し空間に轟く音など、素材とそこから喚起されるイメージを 二人はそれぞれの作品に落とし込みながら制作しています。石塚は漆という素材を起点に現象と思考を重ね合わせ、西條は陶の構造プロセスへの 批評をポジティブに物語化することで、さまざまな感触で表面と内部、作品と空間を一つに繋ぎ、造形を媒介に生まれる人と人、人とモノとの新たな 関係性に大きな関心を寄せています。 本展では、ミステリアスに人々を引き寄せる二人の作品世界を身体になぞらえ、「皮膜と内臓」をキーワードに新作の数々をご紹介します。私たちの 日常や身体とも照らし合わせながら、また五感で味わうように、作品との対話をお楽しみください。

石塚源太

石塚源太《感触の表裏 (on wall) #6》2021
漆、麻布 乾漆技法|137x98x52 cm

1982 京都府生まれ
2006 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA、ロンドン) 交換留学
2008 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻漆工 修了
2019 京都市芸術新人賞 受賞
|主な個展|
2019 「多相皮膜」アートコートギャラリー、大阪 [’11]
2018 「Membrane」Erskine, Hall & Coe、ロンドン、イギリス
2017 「相対手考」アートスペース虹、京都 [’15, ’13, ’10, ’09, ’07 ]
|グループ展|
2021 「根の力」大阪日本民藝館、大阪
2020 「Small works and great artist」Erskine, Hall & Coe、ロンドン、イギリス
2019 「越境する工芸」金沢21世紀美術館、石川
「LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2019」<グランプリ> 草月会館、東京
「ACG Villa Kyoto Vol.002 袴田京太朗 x 石塚源太」ACG Villa Kyoto、京都
2018 「現代漆芸」金沢市立安江金箔工芸館、石川
2017 「HARD BODIES」ミネアポリス美術館、アメリカ
「オープンシアター2017」KAAT神奈川芸術劇場、神奈川
2016 「リフレクション」岐阜県現代陶芸美術館、岐阜
「美の予感 2016-啓蟄-」高島屋美術画廊(日本橋 /大阪/京都/新宿/名古屋/横浜 巡回)
2015 「オノミチ・ランデブー」尾道市立美術館、広島
「琳派400年記念 新鋭選抜展」京都文化博物館、京都 [’14]
2014 「現代美術工芸の新しい地平 PartI漆と陶-素材を超えて」渋谷ヒカリエ8/CUBE 1,2,3、東京
2011 「VOCA展2011」上野の森美術館、東京 2008 「アートコートフロンティア♯6」アートコートギャラリー、大阪
|パブリックコレクション|
ミネアポリス美術館(アメリカ)、ヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)、京都市美術館(京都)

西條茜

西條茜《沈黙と誘惑》2021, 陶, 56x65x45 cm

1989 兵庫県生まれ
2013 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA、ロンドン) 交換留学
2014 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻陶磁器分野 修了
2020 京都市芸術文化特別奨励者

|主な個展|
2021 「胎内茶会」京都市営地下鉄醍醐車庫、京都
2019 「タブーの室礼」ワコールスタディホール、京都
2018 「Grotta/胎内の孤独」同時代ギャラリー、京都
2017 「Folly」アートスペース虹、京都 [’15]

|グループ展|
2021 「Lost in Translation」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都)*TOBOEとして参加    「闇をまなざし、光にふれる」アートコートギャラリー、大阪
2020「以美為用展〈陶芸〉~明日へのとびらII~」高島屋、京都
2019 「越境する工芸」金沢21世紀美術館、石川
「Kyoto Art for Tomorrow-京都府新鋭選抜展2019」京都文化博物館、京都 [’17]
2018 「ニューミューテーション-変・進・深化」京都芸術センター、京都
2017 「Ascending Art Annual Vol.1すがたかたち「- らしさ」とわたしの想像力-」スパイラル、東京
「Test Case XI」European Ceramic Workcenter、オランダ
2016「六甲ミーツアート芸術散歩2016」<彫刻の森美術館賞> 六甲山牧場、兵庫