Top image: (left) 雲の根っこ / the Roots of a Cloud, 2024, 194x162x3cm, oil, charcoal on cotton, (right) 飛んだ唄 / The Song in Flight, 2024, 194×162x3cm, oil, charcoal, insect net on cotton, Photography: Takahiro Tsushima
会期:2025年3月11日(火) – 3月27日(木)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月
会場:CADAN有楽町 Space M
住所:東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階
新平誠洙 Seishu Niihira
1988年大阪府生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。
主な展覧会:「MEET YOUR ART FESTIVAL 2023」(寺田倉庫B&C HALL、東京)、「ACG eyes 7: RECORDS」(アートコートギャラリー、大阪、2022年)、「Kyoto Art for Tomorrow 2022<アンスティチュ・フランセ関西賞>」(京都文化博物館、2022年)、個展「DiVISION」(アートコートギャラリー、大阪、2018年)
2025年の予定:「アートフェア東京2025[アートコートギャラリーより出展]」(東京国際フォーラム、東京、3月7日〜9日)、個展「Phantom Paint」(アートコートギャラリー、3月22日〜4月26日)など。
Reflection #28、2024、油彩、アルキド樹脂、キャンバス、Oil, alkyd resin on canvas、162x162cm Photo: Takeru KorodaReflection #28 (detail)、2024、油彩、アルキド樹脂、キャンバス、Oil, alkyd resin on canvas、162x162cm Photo: Takeru Koroda
[アーティスト・ステイトメント]
それぞれの暮らしの中で、似たような複雑な体験をしていて、共有できることが多いと感じます。他人の日記を覗いたときに自分の姿をみつけるように、絵の中のモノや動物たちに日々のことを重ねながらお楽しみいただければと、個展タイトルを「Read Your Diary」とつけさせていただきました。(高瀬栞菜)
2021 年
高瀬栞菜個展 Walk in a tale(京都岡崎蔦屋書店)
黒崎香織・高瀬栞菜二人展 Enclosed mythology(Artist-in-Residence 賀茂なす/京都)
ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021(京都文化博物館別館)
Contemporary Art Fair(阪急うめだ/大阪)
2022 年
ART FAIR TOKYO 2022(東京国際フォーラム)
長谷川由貴 高瀬栞菜二人展 変/心(TENSHADAI/京都)
グループ展 色の言ノ葉(新宿髙島屋美術画廊/東京)
グループ展 BEING AND TIME(Powerlong Art Center /上海、中国)
2023 年
高瀬栞菜個展 ほしにためいき(イムラアートギャラリー/京都)
Art Collaboration Kyoto(国立京都国際会館/京都)
ART MARKET 2023(代官山蔦屋書店/東京)
グループ展 (un) fair2023(SUPERSTUDIO MAXI /ミラノ、イタリア)
グループ展 grid2(biscuit gallery/東京)
2024 年
Kyoto Art for Tomorrow 2024 京都府新鋭選抜展最優秀賞 高瀬栞菜個展 とおくてちかくて、はなれてかみあう(京都文化博物館 別館ホール/京都)
へたなくちぶえがきこえる(SHUTL /東京)
天牛美矢子 高瀬栞菜二人展 道端のボトルメール(COHJU/京都)
HANKYU ART FAIR 2024(阪急うめだ/大阪)
グループ展 Emotional Garden(Mozuku Gallery /台湾)
グループ展 Come Across Passage(haku kyoto / 京都)
この度、伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー にて、CADANキュレーションによる展覧会を開催いたします。7回目となる本展では「ON & OFF THE WALL WORKS – Painting and Sculpture」と題し、11名のアーティストによる作品をご紹介いたします。是非ご高覧くださいませ。
会期:2025年1月7日(火) – 1月26日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
会場:CADAN有楽町 Space M
住所:東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1階
オープニング・レセプション:1月7日(火)18:00-20:00
この度、The Third Gallery Aya(大阪)は、CADAN有楽町にて1899年生まれの日本の女性の写真家のパイオニアのひとり、山沢栄子の展覧会を開催致します。晩年の代表作「What I Am Doing」のシリーズによる個展となります。ぜひご高覧ください。
山沢栄子(1899–1995)
1899 年大阪府生まれ。1918 年私立女子美術学校日本画科選科卒業。1926 年渡米、カリフォルニア・スクール・オブ・フィンアーツで油絵を学ぶ。生活の為、アメリカ人写真家コンスエロ・カネガの助手となり、写真技術を取得。1929 年に帰国。
1931 年大阪に写真スタジオを設立し、ポートレート写真を中心に、日本の女性写真家のパイオニアとして活躍。晩年の1980 年代に抽象写真を制作し「私の現代/ What I am doing」と題して発表。自身の過去の作品や写真機材を被写体とした極めてコンセプチュアルな表現も含んだ代表作として知られる。大阪中之島美術館、東京都写真美術館、J. Paul Getty Museum 等に作品が収蔵されている。
大学在学中の2014年に参加した公募グループ展『CAF ART AWARD2014』で保坂健二朗賞を受賞後、15年に新進アーティストを対象にした公募プログラム『shiseido art egg』にてshiseido art egg賞(大賞)を受賞。21年『TERRADA ART AWARD 2021』ファイナリスト選出、寺瀬由紀賞受賞。22年『VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』にて大賞のVOCA賞を受賞。近年の展覧会に、2024年個展『Under the sun』(アニエスベー ギャラリー ブティック/東京)、グループ展『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』(東京都現代美術館 / 東京)、2023年個展『Even the pigments in paints were once stones』(WAITINGROOM/東京)、個展『The Voice of Soul』(ERA GALLERY/ミラノ、イタリア)、グループ展『アーツ前橋開館10周年記念展 New Horizon―歴史から未来へ』(アーツ前橋/群馬)、22年個展『Lines』(VAN DER GRINTEN GALERIE/ケルン、ドイツ)など。主なコレクションに愛知県美術館などが挙げられます。
河合政之 「Video Feedback Configuration No.5 Mirrored 1」2018, Robert Rosenkranz Collection, New York
黒田アキ Aki Kuroda
1944年京都生まれ、1970年よりパリ在住。1980年パリ国際ビエンナーレ以降、世界各国で個展を開催。1993年東京国立近代美術館において個展。翌年、国立国際美術館にて個展開催。1995年にサンパウロ・ビエンナーレ参加。1993年『パラード』のパリオペラ座の舞台美術を手がける。建築家リチャード・ロジャース氏との京都府南山城村立小学校、東京ドームMEETS PORT HALLなどのパブリックアート『COSMOGARDEN(宇宙庭園)』を制作。
近年は、以前から描き続けてきた人型figure作品はもとより、ミノタウロスと自画像を綯い交ぜにしたSelf portrait や宇宙に浮かぶ都市organic city breaking など荒々しい筆致の大型ペインティングを描くなど、80歳を超える今尚、常に変容し続ける希有な作家です。
黒田アキ, Self-portrait, 2024, 116.7×91cm, mixed media on canvas
菅木志雄 Kishio Suga
1944年岩手県盛岡市生まれ。1968年多摩美術大学絵画科を卒業。現在静岡県伊東市で制作活動を行なう。 菅は、60年代末~70年代にかけて起きた芸術運動「もの派」の主要メンバーであり、同時代を生きる戦後日本美術を代表するアーティストとして、独自の地平を切り開いてきた。石や木、金属といった「もの」同士や、空間、人との関係性に対して様々なアプローチをしかけ、「もの」の持つ存在の深淵を顕在化すべく作品にあらわしてる。近年の主な展覧会として、ヴァンジ彫刻庭園美術館(2014-2015年)、東京都現代美術館「菅木志雄 置かれた潜在性」(2015年)、Pirelli HangarBicocca(ミラノ、2016年)、Dia Art Foundation(NY、2016年)での個展や、第57回ヴェネツィアビエンナーレ国際展「VIVA ARTE VIVA」(2017年)、イギリス、スコットランド国立近代美術館でのカーラ・ブラックとの二人展(2016年)があり、作品はポンピドゥ・センター、テート・モダン、ダラス美術館、ディア美術財団、ニューヨーク近代美術館、ハーシュホーン美術館彫刻庭園、M+や、東京国立近代美術館、東京都現代美術館をはじめ、国内外幾多もの美術館に収蔵されている。
世良剛 Tsuyoshi Sera
1974年島根県生まれ。大阪・シドニー・東京・京都と活動の拠点を移しながら、現代アートの分野で制作を続けている。様々な経験から身の回りの日常の安い物事や取るに足らない出来事の断片をモチーフに、人に自らの可能性を目覚めさせ、凡庸な事象に潜む美を見出し、新たな関係性を結び意味を得る文脈を作り出していく。
世良剛 / Tsuyoshi Sera 「untitled」2024 , 33.3×24.2cm , acrylic on cotton canvas
浜崎 亮太 Ryota Hamasaki
1979年和歌山県生まれ。間や空といった東洋的なコンセプトに詩想や情緒、西欧哲学などの要素を組み込み、立体や映像メディアを用いた作品を制作。 また河合政之と共にアナログなヴィデオ機材を大量に用いたライヴパフォーマンスなども行なっている。主な活動歴にポンピドゥーセンター『HORSPISTES2012』(フランス)、エクス・テレサ国立現代美術センター(メキシコ)での作品上映や川崎市民ミュージアムでの展示、東京都現代美術館『田中敦子アート・オブ・コネクティング』、東京都庭園美術館『TTM:IGINITION BOX 2015』、『Art Basel Hong Kong 2018』(香港)でのライヴパフォーマンスなど。
秋山珠里 Juri Akiyama
1992年東京出身。蜜蝋を主素材に用い、その歴史・文化・哲学的背景を紐解きながら絵画・彫刻を横断する作品を製作。病気の皮疹の蜜蝋標本「ムラージュ」や古代に制作された蜜蝋画、蜜蝋版などに手法をまねぶ。中心的テーマに「勿体」という概念を据え、その視点から作家の身の回りの現代の情景を眼差す。主なモチーフは潰れたたばこの箱やラベル、ガスボンベなど。代表作に、東京に現存する看板建築『海老原商店』の床の間を扱った『Noli me Tangere』がある。主な個展に『タブラ・ラーサ(2024)』(スプラウトキュレーション、東京)、『殻の風景画 (2023)』(たばこと塩の博物館、東京、アーツカウンシル助成授業)、グループ展に『乞うより遅く、光より早く(2023)』(MORI YU GALLERY、京都)など。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの2015年度フローレンス・リーフ賞受賞者。
秋山珠里「Noli Me Tangere」2021, 277x176x95.5cm , 木製パネルにエンカウスティーク、油彩 /Encaustics and oil on wooden panel
南谷理加 Rika Minamitani
1998年神奈川県生まれ。2021年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業、2023年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。現在は東京を拠点に活動している。 「自分の求めるリアリティ」を作品に表す南谷は、最初ドローイングで構図を決めながらも、実際にキャンバスに描いていくうちに、色やモチーフなど自らの直感で試行錯誤や実験を繰り返し変化させながら一つの作品を仕上げていく。主な個展に、「黙劇」小山登美夫ギャラリー(東京、2023)、「ブレイン・ウォッシュ」Biscuit Gallery(東京、2022)、グループ展に「アートアワードトーキョー丸の内2023」行幸地下ギャラリー(東京、2023)などがある。主な受賞歴として、2022年にCAF賞入選、2023年にART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 小山登美夫賞受賞。
Space L 三島喜美代 | Kimiyo MISHIMA
1932年大阪府に生まれる。1960年代の新聞・雑誌・布などによるコラージュ作品にはじまり、1970年代からは新聞記事などを陶に転写、彩色した立体作品を継続して制作してきた。陶のもつ脆さと永続性に、流動的な「情報」を固定化させた作品は、ドライなユーモアによってポップアート界からも大きな賞賛を浴びた。2023年岐阜県現代陶芸美術館、2024年練馬区立美術館にて大規模な個展を開催。さらなる人気を博すも2024年6月惜しくも逝去されました(享年91歳)。
Space S 中山明日香:Asuka NAKAYAMA
1986年兵庫県生まれ。京都芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了したのち、現在は兵庫を拠点に作品制作を行う。2015年に西脇市岡之山美術館で自身初の美術館個展の開催、2021年に京都府新鋭選抜展で京都新聞賞を受賞するなど今後の活躍が期待される若手作家のひとり。最大の特徴は、巨大なキャンバス上において整然と並べられた家具と植物にあふれた庭園とが混在する不可思議な情景である。中山個人の記憶と現代社会への批判的なまなざしから成る作品は、現代的な感覚に満ち溢れる。
中山明日香, Living with nature, 2009, キャンバスに油彩, 176×232㎝