CADAN有楽町閉廊および事務所新住所のお知らせ

CADAN有楽町は、有楽町ビルの解体工事に伴い、2023年10月29日をもって閉廊いたしました。2020 年7月のオープン以来、約3年間3週間ごとに入れ替わりながら、50を超える展覧会を開催いたしました。これまでお力添えいただいた皆様、そして各回ご来廊くださった皆様には心から感謝申し上げます。

今後もCADANは日本の現代美術の進行に寄与すべく活動を続けて参りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

事務所の新住所は以下の通りです。

〒153-0042
東京都目黒区青葉台3-15-17
FARO中目黒1階
一般社団法人日本現代美術商協会事務局

役員就任のご挨拶

この度当協会では、去る8月30日開催いたしました第8回定時総会におきまして役員任期満了に伴う改選を行いました。以下の新体制のもと協会の活動に精励努力致す所存です。引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表理事:山本裕子(ANOMALY)(副代表理事退任、代表理事新任)
副代表理事:小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)(代表理事退任、副代表理事新任)
理事:大柄聡子(Satoko Oe Contemporary)(新任)
理事:南塚真史(NANZUKA)(新任)
理事:森裕一(MORI YU GALLERY)(新任)
理事:ローゼン美沙子(MISAKO & ROSEN)(再任)

監事:田中靖浩(田中公認会計士事務所代表)(新任)

顧問:白石正美(SCAI THE BATHHOUSE)(再任)
顧問:山本豊津(東京画廊)(理事退任、顧問新任)

CADAN:現代美術 2023

「CADAN : 現代美術 2023」は、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)のメンバーギャラリーから26軒が参加し、“アーティスト”にフォーカスした個展形式で作品を紹介する展覧会です。アーティストやキュレーター、ギャラリストといったプロフェッショナルと、コレクター、アートラバー、現代美術に関心のある方々の交流の場を開きます。

2015年に設立したCADANは、現在、現代美術を扱う50のギャラリーで構成され、本展「CADAN : 現代美術」は、2020年に続く第二弾となります。今回は、各ギャラリーが選りすぐりの作家の作品を個展形式で発表するキュレーションをベースとした展覧会となります。

船上(T-LOTUS M)の会場では、CADANと協力企業のコラボレーションによる特別展 “Art in Good Company” とトークセッションを開催します。特別展は、CADANの活動に日頃からご協力いただいている企業から推薦されたアーティストによる作品を展示いたします。また、トークプログラムは「企業とアート」をテーマに、様々な企業のアートの取り組みをご紹介し、日本の現代美術の今とこれからを考える場となることを目指しています。

皆様のご来場をお待ちしております。

「CADAN : 現代美術 2023」
2023年7月8日(土) – 10日(月)

会場 WHAT CAFE、T-LOTUS M(天王洲)

VIP DAY : 7月7日(金)14:00-22:00 (ご招待のみ)
7月8日(土)13:00-20:00
7月9日(日)13:00-20:00
7月10日(月)13:00-18:00

[トークイベント] *先着順75席/ご予約不要

オープニングトーク 7月7日(金)15:30-17:30
「企業とアートコレクション」
登壇者:三木あき子(ベネッセアートサイト直島 アーティスティックディレクター)
新畑 泰秀(石橋財団アーティゾン美術館教育普及部長/学芸員)
白石正美(SCAI THE BATHHOUSE代表、CADAN顧問)
*VIP DAYのためVIPご招待者のみご参加いただけます

7月8日(土)14:30-16:00
「企業とアートキュレーション」
登壇者:説田礼子(エルメス財団キュレーター)、西野達(アーティスト)

7月9日(日)14:00-15:30
「企業とアーティスト」
登壇者: 磯谷博史(アーティスト)、加賀美健(アーティスト)
モデレーター:深井厚志(カルチャー・ヴィジョン・ジャパン)

参加ギャラリー/アーティスト

4649安部悠介 Yusuke Abe
ANOMALY – できやよい Yayoi Deki
FINCH ARTS小林椋 Muku Kobayashi
HAGIWARA PROJECTSジョアンナ・ピオトロフスカ Joanna Piotrowska
imura art gallery – 川人綾 Aya Kawato
KANA KAWANISHI GALLERY – 藤崎了一 Ryoichi Fujisaki
KAYOKOYUKI – 諏訪未知 Michi Suwa
KOKI ARTS中村亮一 Ryoichi Nakamura
Maki Fine Arts – アレックス・ダッジ Alex Dodge
MEM – 児玉靖枝 Yasue Kodama
MISA SHIN GALLERY上原沙也加 Sayaka Uehara
MISAKO & ROSEN – 廣 直高 Naotaka Hiro
MORI YU GALLERY – 黒田アキ Aki Kuroda
NANZUKA – 鬼海弘雄 Hiroh Kikai
Satoko Oe Contemporary – 長谷川 繁 Shigeru Hasegawa
Sprout Curation – 尾関 諒 Ryo Ozeki
STANDING PINE – ジョエル・アンドリアノメアリソア Joël Andrianomearisoa
Taguchi Fine Art – クリスティアーネ・レーア Christiane Löhr
TALION GALLERY – 小泉圭理 Keisuke Koizumi
TEZUKAYAMA GALLERY – 髙倉大輔 Daisuke Takakura
The Third Gallery Aya – 元永定正 Sadamasa Motonaga
Tokyo Gallery + BTAP – Ayako Someya
Tomio Koyama Gallery – 落合多武 Tam Ochiai
WAITINGROOM – 川内理香子 Rikako Kawauchi
XYZ collective片山真妃 Maki Katayama
Gallery Yamaki Fine Art – 三島喜美代 Kimiyo Mishima

 

◉特別展 “Art in Good Company”

「プレイバック CADAN 有楽町」 selected by CVJ
WAITINGROOM : グループ展 “I am Here”
TALION GALLERY : 山下拓也
Taguchi Fine Art : レギーネ・シューマン
ANOMALY : 津上みゆき

「The Artist」
小林万里子 selected by 三菱地所
大野綾子 selected by 三菱地所
加賀美健 selected by 三越伊勢丹
大谷 透 selected by シュマッツ

 

会 場:WHAT CAFE、T-LOTUS M
東京都品川区東品川2-1-11 MAP

東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅中央口 徒歩5分
東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅B出口 徒歩4分
JR品川駅 港南口 徒歩15分

入場料:一般500円 *高校生以下無料
チケット:ArtStickerにて販売中

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主 催: 一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)

共 催:
一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
寺田倉庫株式会社

特別協賛:
三井住友トラストクラブ株式会社
エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社
株式会社ひびきFA
株式会社アートと専門家

協 賛:海外酒販株式会社カイザーキッチンビール株式会社

協 力:ArtSticker株式会社三越伊勢丹三菱地所株式会社RUDDERKen Kagami

メディアパートナー:MEET YOUR ART

「新進芸術家海外研修制度の予算についての要望書」を提出しました。

日本現代美術商協会は「新進芸術家海外研修制度の予算についての要望書」を文化庁長官に送付いたしました。

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2022年10月1日

一般社団法人日本現代美術商協会
代表理事 小山 登美夫

文化庁長官
都倉 俊一 殿

新進芸術家海外研修制度の予算についての要望書

新進芸術家海外研修制度は、1967年の発足以来55年に渡り、美術関係の各分野においては長期、短期合わせて1,500名に上る研修者を海外へと送り出し、その成果発表の場として1998年から開始された「ドマーニ・明日展」展は、研修後の活動期間を経たキャリアのある中堅作家や、近年在研を終えた清新な作家による展覧会として、毎年見応えある作品群が並びます。

しかしここ2年、本制度の美術関係の採択者が10名、5名と大きく減少しています。採択者の減少は、応募者自体の減少によるところと聞いていますが、その理由はひとえに新型コロナ感染症による海外への渡航困難、そして海外に活動拠点を移すことを躊躇せざるを得ない状況によるものであります。昨今、ようやく各国への渡航の規制が緩和され始め、これから平常時の状態へと戻るにつれ、海外研修への応募者も増えてくると考えられます。

本制度は、個々の研修者にとって自国では得ることのできない広い知見を身につける機会を後押しし、芸術活動を通した交流と、将来的に我が国の文化の基盤を支える若き人材の国際感覚の育成を促すものであります。

日頃、新進アーティストと協働する我々ギャラリーとしても本制度の果たしてきた社会的な役割と成果の重みを実感しており、ぜひとも文化庁におかれましては本制度の意義を長い目で捉えていただき、継続的な予算の確保を要望します。

以上

緊急事態宣言発出に伴う臨時休業について (5.11 updated)

CADAN有楽町は、5月12日(水)より営業を再開いたします。

「Medium Variable by KOKI ARTS」展を5月23日(日)まで延長いたします。

ギャラリー内は、引き続き、換気や消毒などの感染予防対策の徹底をして参ります。お客様におかれましても、ご来廊時にはマスクの着用、手の消毒などにご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

2021.5.11 updated

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緊急事態宣言発出に伴い、CADAN有楽町は以下の期間を臨時休業とさせていただきます。

期間:2021年4月25日(日) 〜 5月11日(火)

また、「Medium Variable by KOKI ARTS」展を、5月23日(日)まで延長いたします。

皆様にはご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

2021.4.27 updated

「CADAN有楽町」オープン並びに事務所移転のお知らせ

この度、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)は、三菱地所株式会社と一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパンのご協力をいただき、有楽町ビル1階に「CADAN有楽町」をオープンする運びとなりました。

CADANは現在、若手から老舗まで、国内42軒のコンテンポラリーアートギャラリーが加盟する非営利の業界団体で、2015年7月の発足以来、広く現代美術の普及を目指し講演会や展覧会といったパブリックイベントの実施、会員向けの勉強会などを行ってきました。新スペース「CADAN有楽町」では、CADANメンバーギャラリーが2〜3週間ごとに交代で展覧会を企画していく予定です。

記念すべき第一回目の展覧会は、7月17日(金)からメンバーギャラリーによるグループ展となります。(”CADAN Showcase 01 “)

CADAN代表理事 小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)のコメント
ギャラリーという活動をより皆さんに知ってもらうため、今回、有楽町ビルの1階に「CADAN有楽町」をオープンいたします。丸の内、有楽町というオフィス街の真ん中で、現代美術を楽しんでいただけるエキサイティングな場として、路面から気軽に入れて、アーティストたちの思考や思想、制作に対する真剣さや新しいことにチャレンジしていく勇気を見てもらえればありがたいです。

今後ともCADANへのご支援の程宜しくお願い致します。

CADAN有楽町_プレスリリース

三菱地所プレスリリース

CADAN × ISETAN MEN’S :Summer Takeover

CADANと伊勢丹新宿店メンズ館の1年間にわたるコラボレーションプロジェクトの第二段、「Summer Takeover」が始まります。「Takeover」は、インスタグラムをはじめとしたSNSで「ジャックする」という意味で使用されるプロモーション用語です。ファッションの館、新宿伊勢丹メンズ館に、CADANメンバーギャラリーから4組のアーティストによる作品が出現します。

     @cadan_insta

2020年6月24日(水)-9月22日(火)
伊勢丹新宿店メンズ館1F・2F・4F・6F

1Fエントランス、メンズアクセサリー:タムラサトル (nap gallery)
2Fメンズクリエーターズ:Houxo Que(Gallery OUT of PLACE)
4Fメンズラグジュアリー:サイモン・フジワラ(TARO NASU
6Fメンズコンテンポラリー:早川祐太(HAGIWARA PROJECTS)

主催:伊勢丹新宿店メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会

1F タムラサトル (nap gallery)

●1972年栃木県生まれ。筑波大学 芸術専門学群 総合造形卒業後、日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師。 チェーンやベアリングなどの工業製品を使用して文字やマークを制作。輪郭がチェーンやスプロケットで構成されている。その形に延々と動き続けるだけの無目的マシーン。今回は「LOVEマシーン #2」「スターマシーン」がメンズ館に登場する。

タムラサトル 「LOVEマシーン#2」(2014)鉄、チェーン、ベアリング、モータ、シャフト他、H71.5 x W43 x D40 cm
Courtesy:TEZUKAYAMA GALLERY、撮影/山崎悠次(Yamazaki Yuji)

2F Houxo Que(Gallery OUT of PLACE)

ホウコォ・キュウ●1984年東京都生まれ。今回は、キューブの展示台中央に大小様々な10台のディスプレイを氷山のように組み上げる。それぞれのディスプレイは壊れて画面が割れたり引き裂かれたりしており、隣のディスプレイの角が別の画面に突き刺さっている。それでもディスプレイは「生きて」いて、電源を入れるとかろうじて画面に様々な画像や模様が映し出される。作家自身はこの光る板、ディスプレイを絵画と呼んでいる。

Houxo Que  「Death by Proxy」(2020)
48inch 液晶ディスプレイ、単管   65 x 112 x 125 cm (c)Houxo Que

4F サイモン・フジワラ(TARO NASU

●1982年イギリス生まれ。現在ベルリンを拠点に制作活動を行う。演劇性の高いパフォーマンスやインスタレーション、彫刻、ビデオやテキストなど多様なメディアによって創出される作品は国内外で高い評価を得ている。今回の作品 「Rebekkah」は、ロンドンに住む貧困層の若者レベッカの全身を型取りし、その型から作ったテラコッタ像で、中国の兵馬俑を模した像は、現在までに130体あまり生産されている。型抜きされた「Rebekkah」はすべて同じ表情、サイズ、ポーズで、それは個々のアイデンティティを奪われ、“労働力”として大量生産・大量消費されていく現代の貧困層の姿を体現しているかのようである。

Simon Fujiwara 「Rebekkah」 (2012)Terra-cotta dyed, life sized, cast plaster female figures. Mixed Media Installation
Exhibition view: Kunstverein Braunschweig
Courtesy of the artist, TARO NASU、Foto: Bernd Borchardt

 

6F 早川祐太(HAGIWARA PROJECTS)

はやかわゆうた●1984年岐⾩県⽣まれ。東京都在住。武蔵野美術⼤学⼤学院造形研究科彫刻コース修了。重⼒や空気、⽔の表⾯張⼒などの“現象”を取り⼊れ、彫刻やそれらを構成したインスタレーションの作品を制作している。今回の作品は、液体だった石膏が、重力や、重なりあう互いの形によって造形される。

早川 祐太 「i am you」 (2018) 石膏、サイズ可変

【今後の予定】
Autumn Takeover:2020年9月23日-12月22日
Winter Takeover:2020年12月23日-2021年3月まで

CADAN × ISETAN MEN’S :Spring Takeover

【営業再開と会期延長のお知らせ】2020.05.30更新
伊勢丹メンズ館は、2020年5月30日(土)から営業を再開いたしました。営業時間は、午前11時~午後7時となります。(※6月12日(金)までの間、営業時間を短縮いたします。)また、現在開催中の「CADAN × ISETAN MEN’S :Spring Takeover」の会期を2020年6月23日(火)まで延長致します。皆様には安心安全を優先いただき、ご高覧いただければ幸いです。

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この春、CADANと伊勢丹新宿店メンズ館のコラボレーションプロジェクト「Takeover」が始まります。インスタグラムをはじめとしたSNSで「ジャックする」という意味で使用されるプロモーション用語「Takeover」と題し、1年間4シーズンに渡ってファッションの館、新宿伊勢丹メンズ館の4フロアに現代美術が出現します。

     @cadan_insta

2020年3月4日(水)-6月23日(火)*延長しました
伊勢丹新宿店メンズ館1F・2F・4F・6F

1Fエントランス、メンズアクセサリー:加賀美健(MISAKO & ROSEN)
2Fメンズクリエーターズ:狩野哲郎(ユカ・ツルノ・ギャラリー)
4Fメンズラグジュアリー:小清水漸(東京画廊+BTAP)
6Fメンズコンテンポラリー:Ittah Yoda(Sprout Curation)

主催:伊勢丹新宿店メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会

1F 加賀美健(MISAKO & ROSEN)

1974年東京生まれ。現在も東京を拠点に制作活動を行う。加賀美はこれまで、日常的な出来事や美術史のフレーズを題材に作品を制作している。今回、メンズ館では「ファッション」「デパート」「メンズ」などあらゆる要素をモチーフにサイトスペシフィックな彫刻を展示する。

加賀美健 Ken Kagami「Fashion」 (2020) Mixed media, Dimension variable © Ken Kagami, Courtesy of Misako & Rosen

2F 狩野哲郎(ユカ・ツルノ・ギャラリー)

1980年宮城県生まれ。既製品や植物を組み合わせることで、空間へのドローイングとしての新しい「風景」を造り出すことに取り組んできた。2009年から取り組んでいるインスタレーションでは、時に鳥という「他者の視点」をとりこみはじめる。こうした狩野の作品世界では、モノや空間があらかじめ持っていた意味や機能から逸脱して扱われることで、人間にとっての価値観や認識方法が宙づりにされ、普段、私達が意識することのない新たな知覚や複数的な世界の想像を促す。

狩野哲郎 Tetsuro Kano 「すべての部分が固有の形になる / Every Part Unique」 (2019) 150 x 150 x 63 cm, mixed media (glass, wood, found objects), Photo: Ken Kato, (C) the Artist, Courtesy of Yuka Tsuruno Gallery

4F 小清水漸(東京画廊+BTAP)

1944年愛媛県宇和島生まれ。現在は京都と大阪を拠点に活動。1960年代後半から木、石、紙、土、鉄などを用い、素材間のかかわりを重視した作品を制作してきた。1970年前後の美術運動「もの派」の中心的アーティストであり、ベネチアやサンパウロのビエンナーレ展をはじめ国内外の展覧会で活躍している。

小清水 漸 Susumu Koshimizu, “アリアドネのエチュード Etude of Ariadne” (2007) (w/ rope) 78(h)×185×175cm,  (w/o rope)73.5(h)×55×110c, 栗、鉄、麻縄 / chestnut tree, steel, hemp rope, Photo by Kei Okano, Courtesy of Tokyo Gallery+BTAP

 

6F Ittah Yoda(Sprout Curation)

ロンドンの Royal College of Artでそれぞれ彫刻と写真を学んだVirgille ITTAH ヴァージル・イッタ (1981年フランス生まれ)と Kai YODA カイ・ヨダ(1982年東京生まれ)が2015年に結成したアーティスト・デュオ。今回は、VR(ヴァーチャル・リアリティ)の体験型作品のアルゴリズムからデータを抽出し、3Dプリンタ出力、それを元に鋳型を作った後、樹脂と温度で色が変わる顔料を鋳込んで製作した彫刻作品を発表する。

Ittah Yoda, “Philaé” (2020) ポリウレタン、シリコン、感温性顔料 スタンド:3D ポリアミド/ プリンタ出力、約20x16x35,5cm Courtesy of Sprout Curation

【今後の予定】*変更になりました
Summer Takeover:2020年6月23日-9月22日 [91日間]
Autumn Takeover:2020年9月23日-12月22日 [91日間]
Winter Takeover:2020年12月23日-2021年3月まで

CADAN:Online Support

開催期間:2020年4月24日(金) – 5月22日(金)*初日公開は午前10時から
企画:一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)
協力:CaM by Muuseo
URL:https://cam.muuseo.com/events/cadan_online_support

※「CaM by Muuseo」は、招待制の非公開サイトです。
サイトの閲覧にはメンバー登録が必要となります。
次の①か②の要領でメンバー登録ページのURL/QRコードをご取得ください。
①参加ギャラリーにメールで問い合わせる。
②CADAN事務局(cadan.online@gmail.com)にメールで問い合わせる。

この度、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)は、CaM by Muuseoのご協力により「CADAN:Online Support」を企画いたしました。

新型コロナウィルス感染防止対策により、現在のところほぼ全てのギャラリーが休廊し、展覧会を開き、作品を販売するというギャラリー本来の活動が叶わない状態となっています。そんな中、国内外で様々なアートのオンライン事業が行われていますが、本プロジェクトはCADANらしさを持ち合わせた企画となっています。オンラインでのビューイングをお楽しみいただくと同時に、購入やコミュニケーションを通して、ギャラリーやアーティストの活動をサポートいただければ幸いです。

<参加ギャラリー>
ANOMALY、青山|目黒、MEM、HAGIWARA PROJECTS、imura art gallery、Yoshiaki Inoue Gallery、Taka Ishii Gallery タカ・イシイギャラリー、Yutaka Kikutake Gallery、ギャラリー小柳、小山登美夫ギャラリー、MORI YU GALLERY、無人島プロダクション、NANZUKA、nap gallery、TARO NASU、nca|nichido contemporary art、KOTARO NUKAGA、Satoko Oe Contemporary、Gallery Out of Place、MISAKO & ROSEN、SCAI THE BATHHOUSE、シュウゴアーツ、Takuro Someya Contemporary Art、スプラウト・キュレーション、STANDING PINE、タグチファインアート、Take Ninagawa、TALION GALLERY、東京画廊+BTAP、YUKA TSURUNO Gallery、WAITINGROOM、XYZ collective、ギャラリーヤマキファインアート、KAYOKOYUKI

続きを読む CADAN:Online Support

<CADAN × ISETAN MEN’S> POP UP展

Image:田口行弘 “Inkarnation” (2015), video, (c) Yukihiro Taguchi, Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

この度、CADANはイセタンメンズとのコラボレーション企画として、新宿のメンズ館1階プロモーションスペースにてPOP UP展を行う運びとなりました。CADANメンバーのうち33ギャラリーより1点ずつサロン形式での展示となります。ぜひお運び下さい。

会期:2020年2月19日(水)〜3月3日(火)
会場:新宿伊勢丹メンズ館1階=プロモーション

出展ギャラリーとアーティスト
アノマリー ANOMALY:髙山陽介
青山|目黒 Aoyama Meguro:磯谷 博史
ギャラリー小柳 Gallery Koyanagi:杉本博司
Gallery OUT of PLACE:関智生
ギャラリーヤマキファインアート Gallery Yamaki Fine Art:福岡道雄
HAGIWARA PROJECTS:ザック・プレコップ
イムラアートギャラリー imura art gallery:佐藤雅晴
KAYOKOYUKI:西村 有
KOTARO NUKAGA:松山智一
MEM:坂上チユキ
MISA SHIN GALLERY:篠田太郎
MISAKO & ROSEN:南川史門
MORI YU GALLERY:黒田アキ
無人島プロダクション MUJIN-TO Production:田口行弘
nap gallery:本城直季
nca | nichido contemporary art:今西真也
Satoko Oe Contemporary:池崎拓也
SCAI THE BATHHOUSE:小牟田悠介
ShugoArts:近藤亜樹
Sprout Curation:中原昌也
STANDING PINE:平川典俊
Taguchi Fine Art:クリスティアーネ・レーア
タカ・イシイギャラリー Taka Ishii Gallery:サーニャ・カンタロフスキー
Take Ninagawa:青木陵子
Takuro Someya Contemporary Art:伊勢周平
TALION GALLERY:二艘木洋行
TARO NASU:秋吉 風人
東京画廊+BTAP Tokyo Gallery+BTAP:シムラブロス
小山登美夫ギャラリー TOMIO KOYAMA GALLERY:トム・サックス
WAITINGROOM:平子雄一
Yoshiaki Inoue Gallery:託摩昭人
ユカ・ツルノ・ギャラリー Yuka Tsuruno Gallery:狩野哲郎
Yutaka Kikutake Gallery:松﨑友哉

イセタンメンズのプレスリリース
https://www.imn.jp/post/108057202213

「CADAN:現代美術」は無事に会期を終了しました

2月15日、16日(オープニングレセプション2月14日)に開催いたしました「CADAN:現代美術」は無事に会期を終了しました。

延べ1,900名の方々にお越しいただき、30軒の参加ギャラリーの展示スペースは常に賑わいのある3日間でした。また様々なテーマで4回開催したトークイベントでは、毎回100名を超えるオーディエンスで会場が埋まりました。

改めまして、今回ご来場いただきました皆様、今回の開催にあたりお力添えをいただきました各スポンサー及びメディアパートナーの皆様、トークゲストの皆様には厚く御礼申し上げます。

次回の開催はまだ未定ですが、今後もCADANの活動にご注目いただければ幸いです。

【意見表明】文化庁が決定した 「あいちトリエンナーレ2019」 への補助金不交付についての意見表明(会員有志)

当協会会員有志による「文化庁が決定した「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付についての意見表明」を以下の通り公開いたします。


文部科学大臣 萩生田光一 殿
文化庁長官  宮田亮平 殿

文化庁が決定した「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付についての意見表明

2019年9月26日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の一部である企画展「表現の不自由展・その後」の中止、及びその再開に向けた挙動のなか、文化庁が同芸術祭全体に交付する予定だった補助金約7,800万円の不交付の方針を固めたとの発表がありました。

以下に署名する一般社団法人日本現代美術商協会の有志、賛同者は、この方針に対し撤回を強く要求いたします。

いったん支援を決定した助成対象に対し、「審査段階で具体的な計画、脅迫が続いたことの報告」がなかったこと、また「実現の可能性と事業の継続」が見込まれないことを理由に、その経緯や背景の検証を十分に行なわず、しかも事業なかばで補助金の不交付をこの機に決定することは、日本の文化助成のあり方を後退させる、「悪しき前例」になります。

特に今回の「あいちトリエンナーレ」は国際展であり、この動向は芸術の枠を越えて国際的に注視されています。今回の補助金不交付という締め付けは、そもそも文化庁が担うべき文化的役割から大きく逸脱する暴挙であり、広く文化に関わる者全てに圧力を与えるものと考えます。

我々は、この決定が日本の文化政策、公的助成制度の在り方を後退させるものとして、重ねて強く抗議し、撤回を求めます。

2019年9月30日

有志署名(35名)
小山登美夫(小山登美夫ギャラリー、一般社団法人日本現代美術商協会代表理事)
山本裕子(ANOMALY、一般社団法人日本現代美術商協会副代表理事)
青山秀樹(青山|目黒、一般社団法人日本現代美術商協会理事)
森裕一(MORI YU GALLERY、一般社団法人日本現代美術商協会理事)
山本豊津(東京画廊+BTAP、一般社団法人日本現代美術商協会理事)
ローゼン美沙子(MISAKO & ROSEN、一般社団法人日本現代美術商協会理事)
中尾浩治(一般社団法人日本現代美術商協会監事)
白石正美(SCAI THE BATHHOUSE、一般社団法人日本現代美術商協会顧問)
藤城里香(無人島プロダクション、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
蜷川敦子(Take Ninagawa、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
野村ヨシノリ(Gallery OUT of PLACE、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
浦野むつみ(ANOMALY、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
南塚真史(NANZUKA、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
井村優三(イムラアートギャラリー、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
辛美沙(MISA SHIN GALLERY、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
石井孝之(タカ・イシイギャラリー、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
COBRA(XYZ collective、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
結城加代子(KAYOKOYUKI、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
井上佳昭(Yoshiaki Inoue Gallery、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
菊竹寛(Yutaka Kikutake Gallery、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
鶴野ゆか(ユカ・ツルノ・ギャラリー、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
那須太郎(TARO NASU、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
石田克哉(MEM、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
上田剛史(TALION GALLERY、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
染谷卓郎(Takuro Someya Contemporary Art、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
大柄聡子(Satoko Oe Contemporary、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
芦川朋子(WAITINGROOM、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
立松武(STANDINGPINE、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
萩原ゆかり(HAGIWARA PROJECTS、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
松本綾子(nap gallery、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
佐谷周吾(シュウゴアーツ、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
ローゼン・ジェフリー(MISAKO & ROSEN、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
山木加奈子(ギャラリーヤマキファインアート、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
橋本かがり(ANOMALY、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
葛城薫(サンギョーム、一般社団法人日本現代美術商協会会員)
(順不同)

最終更新:2019/9/30 16:45

役員就任のご挨拶

この度当協会では、去る8月22日開催いたしました第4回定時総会におきまして役員任期満了に伴う改選を行いました。以下の新体制のもと協会の活動に精励努力致す所存です。引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表理事:小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)(再任)
副代表理事:山本裕子(ANOMALY)(新任)
理事:青山秀樹(青山|目黒)(新任)
理事:森裕一(MORI YU GALLERY)(新任)
理事:山本豊津(東京画廊)(再任)
理事:ローゼン美沙子(MISAKO & ROSEN)(再任)

監事:中尾浩治(合同会社アート・マネジメント・しまなみ代表)(再任)

顧問:白石正美(SCAI THE BATHHOUSE)(理事を退任、顧問に就任)

【公開イベントのご案内】2019年2月15日 シンポジウム「日本の美術館がどう機能していくか」

CADAN Public Event Vol.2
シンポジウム「日本の美術館がどう機能していくか」

美術館で民衆が美術品を鑑賞できるようになったのは、フランス革命以降です。今では世界の至る所でアートフェスティバルやアートフェアなどが開催され、アートに触れる機会が増えました。世界の美術館はその役割を考え直さざるをえなくなっています。まして文化立国を目指す我が国の国公立美術館の役割は重要で、プライマリーギャラリーの存亡にも関わることでもあります。この度、官民の有志が一緒になり考える場を設けますので、皆様のご参加を期待しています。

■日時
2019年2月15日(金)19:00~20:30(開場18:30)

■会場・アクセス
早稲田奉仕学園 スコットホール(東京都選定歴史的建造物)
〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1
早稲田駅(東京メトロ東西線)より徒歩5分
西早稲田駅(東京メトロ副都心線)より徒歩8分
高田馬場駅(JR、西武新宿線)よりバスを利用し約10分

■登壇者:
・建畠 晢(埼玉県立近代美術館館長/草間彌生美術館館長/全国美術館会議会長/多摩美術大学学長)
・植松由佳(国立国際美術館 学芸課 主任研究員)
・藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)
■進行:
山本豊津(CADAN副代表理事、東京画廊代表取締役社長)

■参加費
一般:¥1000
学生:¥500
賛助会員:無料
*参加費は当日会場にてお支払いください。
*当日、賛助会員(年会費10,000円)に入会された方も参加費無料になります。

■申込方法
Peatix からお申し込みください。
http://cadanevent02.peatix.com

主催:一般社団法人 日本現代美術商協会
www.cadan.org, event@cadan.org