SPUR by MEM

CADAN有楽町は、東京、恵比寿を拠点にするMEMによるグループ展「SPUR」を開催いたします。所属作家4名の作品約10点で構成される予定です。どうぞご高覧ください。

■展覧会概要
SPUR by MEM
会期:2021年6月15日(火)~7月4日(日)
会場:CADAN 有楽町 (東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F)
出展作家:北野謙、児玉靖枝、須藤絢乃、三島喜美代
営業時間:火~金 11時~19時 / 土、日、祝 11時~17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)

■展覧会について
雪上に残るスキー板の跡のことをドイツ語でSPUR(シュプール)といい、痕跡という意味があります。
鑑賞者が作品と出会うタイミングによっては、作家の過去作と最新作との間で大きなギャップを感じることがあるかもしれません。しかし一見全く別物に見える作品も、一人の作家が生み出すものはどれも根底で繋がっており、初期作の中には現在に通じるエッセンスが見られたり、最新作にこれまでの作品と結びつく糸口が見えたり、作品は足跡のように点ではなく、線上で連なっています。本展では、初期と近作を対比するように並べ、作品と作品を結ぶ痕跡を探しながらご覧いただければ幸いです。

■ART TALK supported by CVJ
日時:7月2日(金)18:30~19:00
出演:須藤絢乃(本展出展作家)
場所:CADAN有楽町
ご予約はこちらから
https://cadanarttalkmem.peatix.com/

@cadan_instaより、インスタライブ配信もいたします。
*定員15名、予約優先となります。
*緊急事態宣言等の状況によっては、インスタライブ配信のみとする場合がございます。

■作家略歴

北野謙 《溶游する都市 / 東京ドーム》1990年、ゼラチン・シルバー・プリント、121.3×105.5cm ©Ken Kitano

北野謙(1968年東京生まれ)はバブル崩壊前後の混迷する東京を長時間露光で撮影した白黒写真のシリーズ《溶游する都市》でデビューし、最新シリーズでは半年間シャッターを開放して太陽の軌跡をフィルムにおさめた《光を集める》を発表しました。一見全く異なる作品に見えますが、どちらも写真ならではの技法によって人間の視覚を超えたところに現れるヴィジョンが写し出されています。2011年第27回東川賞新人賞、第14回岡本太郎現代芸術賞特別賞を受賞。近年の主な展覧会に2019年「光を集める」東京工芸大学写大ギャラリー(東京)、「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」国立国際美術館(大阪)、「イメージの洞窟-意識の源を探る」東京都写真美術館など。

 

児玉靖枝 《Step by Step》1995年、キャンバスに油彩、112×162cm ©Yasue Kodama

児玉靖枝(1961年神戸市生まれ)は80年代静物画を描くことから出発し、90年代には白い背景のなかに大きい身振りで描かれる鮮やかな色のストロークが印象的な抽象画を描き、目に見えないものを絵画体験のなかで探ることが動機の一つとしてありました。2000年代に入る頃には絵画世界だけでなく、自己と世界、人間と社会の関係性を視点に取り入れるべく、木々や桜、日常で目にする自然といった具象的なモチーフの方向へと舵を切りました。そして最新作では90年代の大胆なストロークと2000年代以降の具象的モチーフとが融合し新たな絵画世界の領域へ踏み込んだ『Asyl』へと展開していきます。1999年第17回京都府文化賞奨励賞を受賞。近年の主な展覧会に2018「児玉靖枝展 Asyl」MEM(東京)、2019年「みつめる-見ることの不思議と向き合う作家たち-」群馬県立館林美術館、2020年「それぞれのながめ-河合美和、児玉靖枝、増田妃早子、渡辺智子」徳島県立近代美術館など。

 

須藤絢乃《VITA MACHINICALIS》2018年、インクジェットプリント、84×67.2cm ©Ayano Sudo

須藤絢乃(1986年大阪府出まれ)は被写体の性別を超えた変身願望や理想像を写真に納め、少女漫画のカラー原稿と写真の狭間にあるような作品を発表してきました。初期はデジタル加工で模様などのデコレーションや、プリント表面にラインストーンやグリッターを施し、被写体が求める世界を具現化してきました。行方不明の少女たちを題材にした《幻影》以降、仮想世界と現実を行き来するようなシリーズへ発展していきます。《VITA MACHINICALIS》では生身の人間をアンドロイドのように撮影し、真実と幻想に揺らぐ美しさを表現しています。2014年キヤノン写真新世紀グランプリ受賞。近年の主な展覧会に2018年「須藤絢乃写真展 Anima/Animus -金子國義の部屋-」銀座三越7階ギャラリー(東京)、「愛について アジアン・コンテンポラリー」東京都写真美術館など。

 

三島喜美代 《Copy 16》2016年、陶器にシルクスクリーン、38.5×28.2cm ©Kimiyo Mishima

三島喜美代(1932年大阪府生まれ)は陶器で新聞や段ボール箱の立体作品が代表的ですが、初期の60年代は雑誌や新聞をコラージュした大きな平面作品を発表していました。当時は新聞や雑誌で情報が溢れ「情報化社会」の時代が始まった頃でした。絵画に社会性を取り込む意図もあり、国内に限らず海外の雑誌や新聞も入手し作品も大型になっていきましたが、情報に翻弄される社会の危うさを端的に表したいと割れる危険性をはらんだ陶器で新聞を作り始めます。1974年「ファエンツァ国際陶芸展」ゴールドメダル受賞。近年の主な展覧会に2020年「三島喜美代展」MEM(東京)、2021年「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人」森美術館(東京)など

杉山健司「I I M – 親密な美術館 -」 by STANDING PINE

CADAN有楽町は、名古屋を拠点にするSTANDING PINEによる杉山健司の個展「I I M – 親密な美術館 -」を開催いたします。新作を中心に約10点の立体作品で構成される予定です。どうぞご高覧ください。

■展覧会概要
「I I M – 親密な美術館 -」 by STANDING PINE
会期: 2021 年 5 月 28 日(金)〜6 月 13 日(日)
出展作家:杉山健司
営業時間:火~金 11時~19時 / 土、日、祝 11時~17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
企画:Standing Pine

■展覧会について

杉山健司 “Institute of Intimate Museums – Commercial Package”(2015)
Mixed Media (picture of past works, paper, spaghetti box) 100×500×300 mm

杉山健司の「Institute of Intimate Museums」シリーズは、1998年のカナダ滞在中に制作された空のスパゲッティボックスに架空の美術館を作り出す「コマーシャルパッケージ」に始まります。その後、杉山は鏡や知覚のトリックを使って立体の美術館や図書館を構築し、「Outside」、「Inside」、「The Third Eye」、新作「CELL Inside of Myself」など、様々な方法でこのアイデアを発展させてきました。

「Institute of Intimate Museums」(“親密な美術館”)には、作家の個人的な美術館が、 鑑賞者の私的な美術館にもなるといった意が込められています。鑑賞者が作品のフレームを覗くと、個人的で身近なオブジェの中に杉山自身の過去の作品の写真を展示する美術館や、彼の過去の展覧会のチラシやカードから作られた無数の本が並ぶ作家の頭の中をイメージした図書館があります。これらの美術館や図書館は、一度に一人の人物しか作品を閲覧することができないため、非常にプライベートで個人的な空間になります。ギャラリー空間で作品を覗く鑑賞者たちは、杉山の美術館に登場する人形たちと重なり、マトリョーシカのように入れ子状態となった空間には、それがあたかも無限に続くかのような非現実的な感覚が生み出されます。

■ART TALK supported by CVJ
インスタライブ配信でアーティストトークを行います。
2021年5月28日(金)18:30〜19:00
@cadan_instaよりご視聴ください。

 

杉山健司 “Institute of Intimate Museums – Outside” 2021
Mixed Media (picture of past works, board, paper, mirror, frame, acrylic)
345×583×1730mm

■作家略歴
杉山健司は、1962年に愛知県名古屋市生まれ 愛知県を拠点に活動し、1998年より想像上の美術館や図書館を作り出す「I.I.M – Institute of Intimate Museums」シリーズに取り組んでいます。主な展覧会に、名古屋市美術館(愛知)、大分県立美術館(大分)、BAIE-SAINT-PAUL美術館(カナダ)、Seoul Museum of Art (韓国)、Palm Beach 現代美術館(アメリカ)など。また、アート・バーゼル香港などの国際的なアートフェアや、ティンゲリー美術館 (スイス)でのアートプログラムなどにも参加し、Audemars PiguetやBENETTONなどの企業コレクションや、音楽プロデューサーのショーン・コムズ(パフ・ダディ)やファッションデザイナーのタダシ・ショージなど、幅広い分野の著名人にもコレクションされています。

杉山健司 “Institute of Intimate Museums – Inside” 2021
Mixed Media (picture of past works, acrylic, board, paper, mirror, epoxy clay)
200×200×570 mm

■STANDING PINE(スタンディングパイン)
オーナーの立松武が2009年に名古屋にオープンして以来、ペインティングや立体のほか、写真や映像、キネティック・アートなど様々なメディアを扱う国内外のアーティストを紹介。国際的なアートフェアやプロジェクトなどに積極的に参加し、日本の優れた才能あるアーティストを幅広い観客に向けて発信すると同時に、国際的評価の高い海外のアーティストをアジアのアートシーンに紹介することに力を入れている。多様化していく世界のアートシーンに常に着目し、近年ではアフリカ現代美術にも力を入れ、日本では未だ紹介される機会の少ない優れたアーティストの活動を発信している。

Medium Variable by KOKI ARTS

CADAN有楽町は、東京、馬喰町を拠点にするKOKI ARTSによる篠田守男、真島明子、アマンダ・マルティネスの「Medium Variable」を開催いたします。国内外で活動する世代の異なる立体作家の三人展です。篠田は金属、真島は木、マルティネスは発泡断熱材を素材とした立体作品の新作と旧作を交えた約20点で構成される予定です。どうぞご高覧ください。

■開催概要
展覧会タイトル:「Medium Variable」by KOKI ARTS
会期: 2021年4月13日(火) – 5月2日(日) 5月23日(日)まで延長します
営業時間:火〜金 11時-19時 土、日、祝 11時-17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
企画: KOKI ARTS

■展覧会について
コロナ禍において、それまで見えていなかったもの、もしくは気付かなかった様々なものが可視化されてきました。時間の使い方などが見直され、人々の思想の違いが露わになり、新しい価値観やニューノーマルが生まれることにも繋がりました。今回の作家三名は、共通してミニマルな抽象作品を通して「目だけでは感じ取れないもの」を表現しています。

篠田(金属)は「張力・圧力・重力」、真島(木)は「空間・存在」、マルティネス(ポリスチレン)は「音楽」についてです。30代、60代、90代と世代を超えた三名の抽象彫刻が同じ空間で展示された時、奇妙な統一感が生まれることでしょう。東京では今回初めての発表となるアマンダ・マルティネスは、あいちトリエンナーレ2019に参加しましたニューヨーク在住の若手作家です。

■ART TALK supported by CVJ
日時:2021年4月23日(金)18:30-19:00
出演:真島明子(本展出展アーティスト)
モデレーター:石橋高基(KOKI ARTS代表)
予約:https://cadanarttalkkokiarts.peatix.com/
参加無料、予約優先(15名程度)、適切な距離をとっての着席
CADANインスタアカウント(@cadan_insta)からライブ配信もします。

KOKI ARTS
KOKI ARTS(コウキアーツ)は2012年に東京の馬喰町に開廊。ディレクターの石橋高基がニューヨーク出身のため、アメリカ、特にニューヨークで活躍している作家を多く取り扱っている。また、国内作家も若手からベテランまで独自の視点で紹介している。国内外のアートフェアにも数多く出展している。

■作家略歴

篠田守男, TC8703 世阿弥 III, 2018, Aluminum, stainless steel, brass, 15 x 16 x 14 cm, Ed. 25/30

 

●篠田守男 鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させるTC(Tension and Compression)シリーズで知られる篠田は、線を用いて空間と緊張を表現し続け、スケール感のある奇妙で不思議な世界を繰り広げている。今回は、TCシリーズと同時に昨年から取り組んでいる「鏡ボックス」シリーズの新作も展示。

1931年生まれ、茨城在住、 1953年青山学院大学を中退。独学により彫刻を始める。1963-64年シカゴ美術館附属美術大学に留学。1966年第33回ヴェネチア・ビエンナーレ、「The New Japanese Painting and Sculpture」(ニューヨーク近代美術館)、1976年第2回シドニー・ビエンナーレに参加。2000年に国際彫刻センター(ISC)優秀彫刻教育者賞をアジア人として初受賞。30年以上、美術大学の教壇に立つ。筑波大学名誉教授。近年の主な展示にアートスペース羅針盤 (東京、2021年、2019年、2016年)、TEZUKAYAMA GALLERY (大阪、2018年)での個展、CAPSULE (東京、2019年)、日本橋高島屋 (東京、2018年)、KOKI ARTS (東京、2017-18年)でのグループ展など。

真島明子, 18-24, 2018, Wood, paint, gloss, 35 x 32 x 6.5 cm

●真島明子 真島は立体空間を強く意識した彫刻を制作し続けている。長年、木を主な素材として使用し、作品を通して面、量、空間の流れを表現している。これらの作品は、鑑賞者に様々なものの存在を認識させると同時に、自己と向き合うきっかけを与える。今回が東京では2年ぶりの展示となる。

1952年生まれ、神奈川在住、 1976年武蔵野美術大学を卒業。1978年に渡米。Brooklyn Museum Art SchoolとArt Students League of New Yorkで学び、約30年間ニューヨークで活動。1978-79年、Robert Smithson記念奨学金を得て、1988年にPollock-Krasner財団助成金を得る。OK Harris Works of Artにて個展(1996、1997、2001、2004、2008、2011)。2008年武蔵野美術大学創立80周年記念事業「魔女たちの九九」展 (故・鷹見明彦キュレーション)に参加。近年の主な展示に、KOKI ARTS (東京、2019年、2017年)、Robert Henry Contemporary (ニューヨーク、2018年)、Maus Contemporary (バーミングハム、2017年)での個展、「古川吉重 真島明子 展 ふたりのニューヨーク」(2019年、相模原市民ギャラリー、相模原)、「抽象―2つの感性 上條陽子 真島明子 展」(2015年、相模原市民ギャラリー、相模原)での二人展など。

 

Amanda Martinez, Ardent gesture, 2020, Hand carved polystyrene, shredded tire rubber, acrylic polymer, enamel, 12″ x 7″ x 3.5″

●Amanda Martinez アマンダ・マルティネス 専門的な音楽教育を受けた経験があるマルティネスは、音楽の多様性を視覚的に表現する取り組みを続けている。ポリスチレン製の発泡断熱材を使用し塗料をまとった立体作品は、一見素材が判別しづらく人工的な印象も与えるが、実際は全て手作業で彫り起こした彫刻である。今回が「あいちトリエンナーレ2019」に続き、日本では2回目の展示となる。

1988年生まれ、ニューヨーク在住。2010年カンザスシティ美術大学を卒業。主な展示に「Point of Reflection」(2020年、125 Maiden Lane、ニューヨーク)、「あいちトリエンナーレ2019」(2019年、愛知県美術館、名古屋)、「Portals」(2019年、SPRING/BREAK Art Show、ニューヨーク)、「New Wave」(2018年、VICTORI + MO、ニューヨーク)など。またニューヨーク・タイムズ、ザ・ニューヨーカー、Surface Magazine、Art F City、BmoreArt、Maake Magazineなど数多くのメディアで取り上げられている。

アレックス・ダッジ、末永史尚、長田奈緒 by Maki Fine Arts

CADAN 有楽町は、東京、神楽坂を拠点にする Maki Fine Arts によるアレックス・ダッジ、末永 史尚、⻑田奈緒の三人展を開催いたします。ダッジによるペインティング、⻑田のシル クスクリーン作品、末永の立体作品の新作を中心に構成されます。どうぞご高覧ください。

アレックス・ダッジ、末永史尚、⻑田奈緒 by Maki Fine Arts
2021 年 3 月 24 日(水) ‒4 月 11 日(日)
企画: Maki Fine Arts

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

[展覧会について]
ステンシルを用いて立体感のある画面を作り出す、アレックス・ダッジ。日用品の要素を単純化した立体 作品を制作する、末永史尚。シルクスクリーンにより実際と異なる素材に印刷する、長田奈緒。それぞれ が卓越したテクニックによる細部への丁寧な作り込みで、知覚的な驚きをもたらす 3 名の作品は日常で目 にする、身近でささやかな題材が選ばれています。例えば、アレックス・ダッジの帽子やスニーカー、末永史尚のふせん、段ボール箱、長田奈緒の amazon の包装などがあります。CADAN 有楽町のスペースの 随所に散りばめられた作品は、わたしたちの身近にある題材を扱いながら、軽やかなユーモアを付け加え ることで、鑑賞者のものの見方の検証を促すものです。 コロナ禍において、リアルに作品と対峙する機会が減少する中で、オンラインの鑑賞では体験できないよ うな、丹念な手仕事で生み出された作品の熱量や、研ぎ澄まされた表層のテクスチャーを読み取ることが できます。ぜひご高覧下さい。

■ART TALK supported by CVJ
参加無料、予約優先(15 名程度)、適切な距離をとっての着席となります。
2021 年 3 月 24 日(水)18:30-19:30
出演:末永史尚、⻑田奈緒(本展出展アーティスト)
司会:牧高啓 (Maki Fine Arts 代表)
予約:https://cadanarttalkmakifineart.peatix.com/

■作家プロフィール

Alex Dodge, Master Duvet (after JJ) II, 2021,
oil and acrylic on canvas, 80 x 100 cm

アレックス・ダッジ | Alex Dodge
1977 年アメリカ合衆国コロラド州デンバー生まれ、現在ブルックリン(ニューヨーク)と東京を拠点に活 動している。近年の主な展示に、個展(2020 年 / Klaus von Nichtssagend)、個展「情報のトラウマ」 (2019 年 / Maki Fine Arts)、「Programmed: Rules,Codes, and Choreographies in Art, 1965-2018」(2018- 19 年 / ホイットニー美術館)、個展「Whisper in My Ear and Tell Me Softly」(2018 年 / Klaus von Nichtssagend Gallery)など。ニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館、メトロポリタン美術館、ボ ストン美術館などに作品が収蔵されている。

末永史尚, 段ボール箱 / Cardboard box, 2019,
合板、アクリル /plywood, acrylic, 36x 26 x 15 cm

末永史尚 | Fuminao Suenaga
1974 年山口生まれ。1999 年東京造形大学造形学部美術学科美術 I 類卒業。日常見ているものや展示空 間に関わるものからピックアップした視覚的トピックをもとに絵画・立体作品を制作している。近年の主 な展覧会として、個展「ピクチャーフレーム」(2020 年/Maki Fine Arts)、「アートセンターをひらく (第 I 期 第 II 期)」(2019 -2020 年/ 水戸芸術館 現代美術ギャラリー)、「百年の編み手たち – 流動する 日本の近現代美術 – 」(2019 年/東京都現代美術館)、「MOT コレクション ただいま / はじめまして」 (2019 年/東京都現代美術館)、個展「サーチリザルト」(2018 年/ Maki Fine Arts)、「引込線 2017」 (2017 年/ 旧所沢市立第2学校給食センター)、「APMoA Project, ARCH vol. 11 末永史尚「ミュージア ムピース」(2014 年 / 愛知県美術館展示室 6)、「開館 40 周年記念 1974 第 1 部 1974 年に生まれ て」(2014 年 / 群馬県立近代美術館)など。

Nao Osada /長田奈緒, Padded mailers (amazon_spRVN92MKTx), 2021, シルクスクリーン、アクリル / screen print, acrylic, 50 x 34 x 0.5 cm

長田奈緒 | Nao Osada
1988 年神奈川生まれ。2016 年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。近年の主な展示に、都美セ レクション グループ展 2020「描かれたプール、日焼けあとがついた」(2020 年 / 東京都美術館 ギャラ リーA)、個展「大したことではない(なにか)」(2020 年 / Maki Fine Arts)、」グループ展「outline」 (2019 年、Maki Fine Arts)、グループ展「Smooth Accident 踏み外された版画の展覧会 vol.1」(2019 年、MA2 gallery)、個展「息を呑むほどしばらく」(2018 年、 Open Letter)など。

 

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。

“My Pick” organized in association with CaM by Muuseo

CADAN有楽町は、アートフェア東京ウィークにあわせて「アートコレクション」「コレクター」 「アートマーケット」をテーマにした企画展を開催いたします。

会期:2021年3月16日(火) ‒ 21 日(日)
営業時間:火-土 11:00-19:00 / 日-17:00
会場:CADAN有楽町
企画:一般社団法人日本現代美術商協会
企画協力:CaM by Muuseo
アドバイザー:深野一朗

●My Pick Special Exhibition
CaM by Muuseoがキュレーションする特別展。コレクター8名が推薦するアーティストの作品を展示します。

笹川直子 -大山エンリコイサム(Takuro Someya Contemporary Art)
黒木健一 - Chim↑Pom(無人島プロダクション)
姫本剛史 - 柏原由佳(小山登美夫ギャラリー)
棟田響 - Moon and Jeon(SCAI THE BATHHOUSE)
柵木頼人 - 近藤亜樹(ShugoArts)
津山陽子 - Vik Muniz(nca | nichido contemporary art)
深野一朗 - 山下拓也(TALION GALLERY)
高村みすず・美和 - 今井俊介(HAGIWARA PROJECTS)
※敬称略

●「Art in a Domestic Environment -アートコレクション、それぞれの飾り方」
数多くのコレクターからご提供いただいたお部屋の写真をスライドショーで紹介します。また、CADAN Art Channel 特別編として、新居や賃貸マンションなど、さまざまな暮らしに合わせたアート作品の設置の方法をCADANが実践してお伝えするチュートリアル映像を展示します。

●オンライン配信 CADAN Art Channel 特別編「International art market from Japanese perspective 日本の視点からの国際的アート市場について」
現代アートを扱うギャラリーの各世代のディレクターが、それぞれのビジネスについてお話しします。
配信日:3月17日(水)20時〜
出演:
第1世代 山本豊津(東京画廊)
第2世代 小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)
第3世代 ローゼン・ジェフリー(MISAKO & ROSEN)
第4世代 コブラ( XYZ collective)
モデレーター 深野一朗(CaM by Muuseoディレクター)

●CADAN Pop Up SHOP in 有楽町 micro
有楽町ビル1階、CADAN有楽町の隣の有楽町microにて、CADANメンバーギャラリーが製作したカタログや印刷物、グッズなどを販売します。美味しいデリやコーヒーと共に、アートブックをぜひ。
有楽町 micro FOOD&IDEA MARKET
営業時間 11:00-19:00 LAST ORDER Food 18:00 Drink 18:30

 

 

“Infinite Jest” 倉田悟×根本祐杜 by Tomio Koyama Gallery

CADAN有楽町は、東京、六本木を拠点にする小山登美夫ギャラリーによる倉田悟、根本祐杜の二人展「Infinite Jest」 展を開催いたします。倉田によるペインティングと、根本によるセラミック作品がそれぞれ10点ほどで構成されます。どうぞご高覧ください。

“Infinite Jest” 倉田悟×根本祐杜 by Tomio Koyama Gallery
2021年2月23日(火・祝)—3月14日 (日)
企画: 小山登美夫ギャラリー

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

【展覧会について】
今回の展覧会「Infinite Jest」は、倉田悟と根本祐杜による2人展。倉田が一緒に展示をしたいアーティストとして、根本祐杜を選び、実現しました。「Infinite Jest」というのは、David Foster Wallaceによる同名の小説「Infinite Jest」(1996)からの引用で、「無限の冗談」を意味するこの言葉に、強くひかれて展示タイトルとしたとのことです。

「これは、異なる文化や他者(特に自分たちが影響を受けた西洋の文化)を完全に理解することはできないという不可能性・諦めと、想像力による誤訳の可能性や希望を同時に示し、冗談やしゃれ、ユーモアの重要性を主張している」と、倉田はいいます。

絵画と彫刻という異なる媒体を用いているこの二人に共通するのは、現実の生活に着想を得ながら(本展で言えば倉田のZOOMの画像や、根本の壷やセルフィーなどをモチーフにしているイメージ)、ともに記号操作(キャラクター化、素材の組み合わせ)やユーモアの感覚を経ながら作品化していることです。

着想源となるモチーフは時に、それぞれの個人が直面するシビアな問題の場合もありますが、作品を通してそれらを軽やかに反転させようとしています。これは現実生活の重力にあらがうための実践であるといえるでしょう。

■作家プロフィール
倉田悟(くらたさとる):1991年東京生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部油絵専攻を卒業後、ベルリン芸術大学へ協定留学。2017年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。現在、東京を拠点に制作活動を行う。近年の主な個展に「Weird Void」(武蔵野美術大学 FAL、東京、2020)、「アジワルラの思い出」(トーキョーワンダーサイト渋谷、東京、2016)。

根本祐杜(ねもとゆうと):1992年千葉県生まれ。東京都在住。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍中。2020年アテネ国立芸術大学交換留学。主な個展に「パーフェクト・オフィス」(AOYAMA STUDIO164、2020)。CAF賞2018最優秀賞。

■ART TALK supported by CVJ
アーティスト・トーク:CADANアカウント(@cadan_insta)からインスタライブ配信
日時:3月3日(水)18:30〜
出演:倉田悟、根本祐杜
司会:小山登美夫

■同時開催
倉田悟展「Ba/u/cker La/u/cker」(バッカー・ラッカー)
2021年2月27日 (土) – 3月27日 (土) 11:00-19:00 日月祝休
小山登美夫ギャラリー(六本木)

根本祐杜個展「ナッシングアットオール」
2021年2月20日(土) – 3月21日(日) ※土日祝のみ 12:00-19:00
Token Art Center (東向島)

■小山登美夫ギャラリー TOMIO KOYAMA GALLERY
1996年江東区佐賀町に開廊。2016年より六本木に拠点を移す。開廊当初から海外アートフェアへ積極的に参加し、日本の同世代アーティストを国内外に発信。日本における現代美術の基盤となる潮流を創出する。国境やジャンルにとらわれず巨匠から新たな才能まで幅広い作品にフォーカスし、独自の視点で現代のアートマーケットのさらなる充実と拡大を目指している。オーナーの小山は2015年のCADAN設立時より代表理事を務める。

倉田悟 “4P” 2020, oil on linen, 131.0 x 233.0 cm
根本祐杜 Yuto Nemoto, わくわくさん, 2020, ceramic, 37.0 x 33.0 x 24.0 cm

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。

「アブストラクション!」by MISAKO & ROSEN

CADAN有楽町は、東京、大塚を拠点とするMISAKO & ROSENによる「アブストラクション!」展を開催いたします。10名の作家のグループ展です。どうぞご高覧くださいませ。

「アブストラクション!」by MISAKO & ROSEN
2021年2月2日(火)- 2月21日 (日)
企画: MISAKO & ROSEN 
展示作家: ファーガス・フィーリー 加賀美健 南川史門 マーガレット・リー 八重樫ゆい トレバー・シミズ 竹崎和征 パウロ・モンテイロ 安村崇 リチャード・オードリッチ

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

イデオロギーの枠組みにとらわれて制作することなく、作品を制作した特定のアーティストの特定の実験の記録として、最高の現代絵画が存在します。表現的もしくは非表現的、表象的またはその他のこととは別に、絵画は文字通り絵画として存在します。絵画の文字通りの質は、絵画の意味がアーティストごと、鑑賞者ごとに異なる限り、それらが制作された素材から成り立っている作品で、複雑であると同時に単純なのです。現代絵画の場合、アーティストの作品における絵画と物語の関係性は「美術史」との関係と同じくらい重要なのです。どんな抽象でも、それぞれの作品は「アブストラクション!」展の中にあり、また鑑賞者の知識と経験によって必然的に形成される独自の物語が染み込んでいます。それぞれの作品に共通するのは、ある種喜びを与えるような見た目を誘うことです。

(MISAKO & ROSEN)

■ART TALK supported by CVJ
人気ラジオ番組が CADAN 有楽町に登場、インスタライブ(@cadan_insta)で生配信します。
「Ken Kagami の現代美術ファンタスティック!」
2 月 13 日(土) 10:00〜11:00
出演:加賀美健(本展出展アーティスト)、題府基之(アーティスト)、 COBRA(アーティスト)、 ストレンジ 子(番組アシスタント) 、AD ジェフリー(声)

■MISAKO & ROSEN
1976年東京生まれのローゼン美沙子と1977年ヒューストン、テキサス生まれのジェフリー・ローゼンにより2006年に創業。国際的なプログラムを多く手がける。「NADA Miami」や「Frieze Art Fair」など、数多くの海外アートフェアで国内外のアーティストを発信し、海外の現在を国内へ紹介している。ローゼン美沙子はCADAN理事、ジェフリーはNYを拠点とする非営利団体NADA(The New Art Dealers Alliance)の副代表を務める。

 

マーガレット・リー Margaret Lee, 2020, Newspaper, oil paint, nails, rope on canvas, 123x98cm
リチャード・オードリッチ Richard Aldrich, untitled
2020, oil and wax on linen, 203x135cm
八重樫ゆい Yui Yaegashi, 2019, oil on canvas, 22.2x28cm

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。

Installation View

「じねんのいのち」 by FINCH ARTS

CADAN 有楽町は、京都の浄土寺を拠点とする FINCH ARTS による「じねんのいのち」展を開催いたします。あるがままの”じねん”な生命の状態をテーマに、関⻄の若手注目作家を中心とした 7 名の作家のグループ展となります。会期中にはアーティストトークをインスタライブ配信いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「じねんのいのち」by FINCH ARTS
2021年1月15日(金)−1月31日 (日)
淺井裕介、岡本秀、黒宮菜菜、品川亮、谷川美音、松平莉奈、矢野洋輔

協力:ANOMALY

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

「人新世」という地質学的な言葉が表すように、人類のここ200年の活動は地球の生態系全体に影響を与えている。この影響はあまりにも大きく、次の100年の地球環境の予測が不可能なほどで、現代の喫緊の課題として自然との永続的な共生関係への努力が認識されている。

「人間」と対になる「自然」という概念は19世紀末に”nature”の訳語として日本に輸入された。それに対し日本には「自然」を表す言葉として仏教思想由来の”じねん”という概念がある。”じねん”とは「おのずからそうであること。あるがままの状態」を意味し、そこには人間と自然の2項対立ではなく、すべての生命を等しく状態としてみる思想がある。「モノ」としての生命ではなく、ある循環する流れの中の一つの状態のような「コト」として。本展では、現代の芸術作品の中に宿る、形を変え存在するあるがままの “じねん”ないのちの状態を鑑賞する。それは花であり木であり人間でも動物でもあり、あるいは抽象的な線としても表象されるだろう。大きなガラス窓に囲まれたギャラリー空間に差す移ろう光とともに作品がそこにある。彼ら/私たちが美術の中に培ってきた美の感性が何かの役にたてば幸いではないだろうか。

■ART TALK supported by CVJ

*緊急事態宣言に伴い、アーティスト・トークはinstaライブ配信(@cadan_insta)に変更させていただきます。*1/13 出演者が決定しました。

アーティスト・トーク(1)
1月15日(金)18:30-
18:35-18:50 淺井裕介
18:50-19:05 岡本秀
19:05-19:20 黒宮菜菜
司会:櫻岡聡 (FINCH ARTS 代表)

アーティスト・トーク(2)
1月22日(金)18:30-
18:35-18:50 品川亮
18:50-19:05 谷川美音
19:05-19:20 松平莉奈
司会:櫻岡聡 (FINCH ARTS 代表)

Supported by Culture Vision Japan

FINCH ARTS
FINCH ARTS は 2016 年京都・先斗町に開廊。2019 年より京都・浄土寺の Art Complex「浄土複合」に移転。ギャラリーでの個展や各所での企画展を行い関⻄の同世代のアー ティストを積極的に紹介する。取扱作家は、黑宮菜菜、⻄太志、飯田美穂、水谷昌人、谷本真 理、谷川美音、矢野洋輔、NAZE、前谷開、岡本秀など。代表:櫻岡聡。

淺井裕介《新しい眼を手に入れる》2019, H30.0 x W19.7 cm, 木板に鹿の血 Curtesy of ANOMALY
岡本秀《垂直プリント E-1〈墓起こし〉》2020, H50.5 x W147.0 x D50.5 cm, 木、岩絵具、水干、ベンガラ、油
黒宮菜菜《橋の上#2》2020, H145.5 x W112.0 cm, キャンバス、油絵具、アクリル絵具、蜜蝋
品川亮《牡丹図》2020, H50.0 x W37.5 x D4.0 cm, 和紙に岩絵具、墨、アクリル、膠、金箔、パネル
谷川美音《輪郭の表面_01》2020, H 96.0 x W89.0 x D9.5 cm, 漆、FRP
松平莉奈《虚栄、嫉妬、怠惰》2020, H72.7 x W53.0 cm, 紙本着色
矢野洋輔《炎と実》2020, H21.0 x W32.0 x D27.0 cm, クスノキ、各種木、漆

Installation View

「レギーネ・シューマン @ CADAN有楽町」by Taguchi Fine Art

CADAN有楽町は、タグチファインアートによる「レギーネ・シューマン @ CADAN有楽町」展を開催いたします。ドイツのライトアートを牽引するアーティスト、レギーネ・シューマン(Regine Schumann)は、特殊なアクリル板を使用して光の状況に応じて様々に変化する作品を制作しています。CADAN有楽町では2面に大きな窓の開口を備えたスペースの特徴を生かし、昼間は自然光で、夜間はブラックライトで作品を照らし、来場者だけでなく、街を行き交う方々にもご鑑賞いただきます。

会期中はドイツ、ケルン在住のアーティストともオンラインで繋ぎ、ギャラリー代表によるギャラリートークを開催いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「レギーネ・シューマン @ CADAN有楽町」by Taguchi Fine Art
2020年12月15日(火)—2021年1月10日 (日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)、12月28日(月)-1月4日(月)
ACCESS

Regine Schumann レギーネ・シューマン
1961年ドイツ、ゴスラー生まれ。ブラウンシュワイク美術大学で絵画を学び、1989年にロラント・デルフラーからマイスターシューラリン資格を取得。2000年にはノルトライン・ヴェストファーレン州の奨学金を得て日本に滞在し、現在はケルンを拠点に活動しています。ヨーロッパ、アメリカで発表を重ね、シュパルカッセ銀行、ライン州立美術館、ケルン応用芸術美術館 (MAKK) など数多くの企業、美術館に作品が収蔵されています。

○独自に開発したアクリル板
製造業者との共同研究によって産み出される、蛍光顔料を混入させたオリジナ ルのアクリル板を使用し、シューマンは絵画とオブジェとの中間領域に位置す る作品を制作しています。混入させる顔料の量や、光を反射・吸収する度合い を調整したアクリル板を、画家が絵の具を重ねるように巧みに組み合わせて作 品を構成します。

○色彩・光・空間の探求
太陽光や電球の光、あるいはブラック・ライト等、光の状況によって様々に姿 を変える彼女の作品は、色彩と光、空間の関係を強調し見る人に意識させると ともに、刻々と変わる視覚、可視・不可視の同時性を体験させます。特にブラッ ク・ライトを照射することで発光し、周囲の空気に振動を与え、空間を色彩で 満たして変容させ、身体で空間を触知できるような新しい経験を私たちにもた らします。

○抽象表現主義絵画とミニマリズム、ライトアート
彼女はドナルド・ジャッド、ラリー・ベル等に続くミニマリストとして、単純 で幾何学的な形態や色彩への還元を表現言語とする一方で、マーク・ロスコ等 の抽象表現主義絵画のような、空間に色彩とエネルギーを放つ作品を志向して います。そして、その作品はダン・フレイヴィン、ジェームズ・タレル等が開拓 したライト・アートの世界をさらに豊かにしています。

○営業時間外にも
人工的・工業的な素材や単純な形態を用いながらも、どこか遊戯的な側面や詩 的な叙情性をも併せ持つレギーネ・シューマン作品、今回のCADAN有楽町での 展示は営業時間外や夜間でも大きな窓からご覧頂けます。年末年始イルミネー ションに彩られる丸の内仲通りの華やかな雰囲気とともに、是非ご体験くださ い。

企画:タグチファインアート

■ART TALK supported by CVJ
ギャラリー・トーク
ドイツにいるアーティストをオンラインで交え、ギャラリー代表である田口達也氏にシューマン作品の魅力についてお話しいただきます。どうぞお気軽にご参加ください。

日時:12月18日(金)18:30-19:00
出演:田口達也(タグチファインアート代表)、レギーネ・シューマン(ドイツよりオンライン参加)
予約:https://cadanarttalk04.peatix.com/
参加無料、予約優先(15名程度)、CADANアカウント(@cadan_insta)からインスタライブ配信予定

Supported by Culture Vision Japan

■タグチファインアート
代表の田口達也(1963年生)が、10年間の画廊勤務を経て2001年3月に設立。2010年12月に日本橋本町(三越前)に移転し現在に至る。2009年以来、毎年アート・コロン(ケルンの国際アートフェア)に参加し、2011-16年にはケルンに事務所を開設。国際的に活躍する国内外のアーティストを展覧会やアートフェアを通して紹介している。

Color Rainbow and Satin Brussels, 2018, fluorescent acrylic glass, 6 part, each 110 x 11 x 7 cm, installation size adjustable to the space
Color Satin Ice Blue, Tokyo, 2018, fluorescent acrylic glass, two parts, 190 x 160 x 17 cm

Installation View

「Expanding Abstraction – 抽象のかたち」 by THE CLUB

CADAN有楽町は、銀座S I X 内にギャラリーを構えるTHE CLUBによる「Expanding Abstraction – 抽象のかたち」展を開催いたします。本展では、世代を超えた国内外の6名の作家による12点を展示し、会期中はギャラリートークを2回開催いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「Expanding Abstraction – 抽象のかたち」by THE CLUB
2020年11月25日(水)- 12月13日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

具象として存在を持たないものが、色や線、形を通して現れる「抽象」。その表現のあり方は、アメリカの抽象表現主義を筆頭に、現代の美術に至るまで常に進化を続けています。

芸術を具象表現から解放した抽象表現主義。そして従来の抽象画から思考そのものの抽象性へと視点を向けることによって誕生したコンセプチュアルアートとしての抽象。さらには、思考すらも超えた形を持ち得ない抽象世界への試み。概念としての抽象は一つの形式に定まることなく、いつの時代も多くのアーティストが定義を問い、新たなる表現へと挑戦してきました。

抽象表現主義初期の信念を受け継ぐサム・フランシスや、新世代の抽象画家として現在活躍するジャッキー・サコッチオ、そして具象絵画から抽象絵画へと展開させる若手日本人アーティスト、猪瀬直哉。彼らは多様な文化が交わる現代において、普遍性に富んだ抽象絵画を生み出します。また、ミラ・シェンデルは言葉のコラージュにより、コンセプチュアルアートに潜む抽象性を際立たせ、黒田泰蔵やエトレ・スパレッティの作品には、単色の物質によって見ることのできない精神的な抽象世界が現れます。本展覧会では、その様々な「抽象」のかたちに焦点を当てます。

展示作家:
Ettore Spalletti(エトレ・スパレッティ)
Jackie Saccoccio(ジャッキー・サコッチオ)
Mira Shendel(ミラ・シェンデル)
猪瀬直哉
Sam Francis(サム・フランシス)
黒田泰蔵

企画: THE CLUB(http://theclub.tokyo

main image:Sam Francis, Untitled, 1958, Watercolor and gouache on paper,68.0 x 100.2 cm

■ART TALK supported by CVJ
各回参加無料、予約優先(15名程度)、適切な距離をとっての立席となります。

(1)アーティスト・トーク
日時:2020年11月27日(金) 18:30-19:00
出演:猪瀬直哉(本展出展アーティスト)山下有佳子(THE CLUBマネージングディレクター)
*ご予約はPeatixから

(2)ランチタイム・トーク
ギャラリーディレクターの山下が展覧会解説とともに、アートの⾒⽅や楽しみ⽅、初めてのアートの買い⽅について働く女性に向けてお話しします。※男性もご参加いただけます。
日時:2020年12月4日(金)12:15-12:45
出演:山下有佳子(THE CLUBマネージングディレクター)
*ご予約はPeatixから

●猪瀬直哉:2012年に東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業し、文化庁新進芸術家海外研修員としてロンドンへ渡英。その後2017年にロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアートMA Fine Art 修了し、現在ロンドンを拠点に活動。21st DOMANI・明日展に出展し、新国立美術館や高松市美術館などの美術館で展示され、収蔵先には高橋コレクションやベネトンコレクションがある。

Photography by GO MINAMI

●山下有佳子:1988年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、ロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートにてアート・ビジネス修士課程を修了。サザビーズロンドンでのインターンを経て、サザビーズジャパンにて現代美術を担当。2017年、若干29歳で THE CLUB のマネージングディレクターに就任する。日本ではまだ目にする機会が少ない現代のアーティストを中心に、時代や分野を超えた展示を行っている。

 

Naoya Inose《RGB stairs》2020, Oil, Acrylic on panel, Set of four, 25.5 x 18 cm
Jackie Saccoccio《Portrait (Near Miss)》2018, Oil on linen, 144 x 114 cm

Installation View

 

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。

小林万里子「背負うなら太陽だけでいい」by KOTARO NUKAGA

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定期的にギャラリー内の換気を行います。
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なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。
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小林万里子「背負うなら太陽だけでいい」by KOTARO NUKAGA
2020 年 11 月 3 日(火・祝)- 11 月 22 日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)、11月15日(ビル休館のため)
ACCESS

■アーティストトーク supported by CVJ
2020年11月13日(金) 18:30-19:00
出演:小林万里子、深井厚志(一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン)
参加無料 予約優先(15名)*Peatixにてご予約ください。
*適度な距離を保ってお立ちいただいたままでのトークとなります。スペースに余裕がありましたら当日参加も可能です。

CADAN 有楽町は お披露目のグループ展を終え、11 月からはギャラリーが1軒ずつ企画展を発表していきます。記念すべきトップバッターは、天王洲に拠点を持つ KOTARO NUKAGA による小林万里子「背負うなら太陽だけ でいい」です。3m x 5m の大型作品「熱と水」の他、立体8点を含めた新作を中心に 23 点を発表します。 ぜひご高覧ください。

小林万里子は織る、染める、編む、刺す、といったテキスタイル技法を用い多様な素材を組み合わせていく方法で、世界に存在する様々な結びつきを表現してきました。「生命の循環」というのが制作における一貫した大きなテーマとなっています。《熱と水》では、山をモチーフに自然界の生態系のサイクルを描きます。太陽や雨、土、空気という身近にありながら、生きていくために不可欠な「熱と水」という大きな存在、そしてそれをエネルギーに生死の連鎖を繰り返す動植物、そしてそれを見ている私たち人間の内面にも、そのエネルギーと循環のサイクルがつながっていること、さらにその自然を人間が富のために開拓してきた事実をも 思い起こさせます。
また、展覧会タイトルでもある《背負うなら太陽だけでいい》はロバをモチーフにした作品です。人の荷物を背負って生きるロバの過酷な一生とともに、自ら背負えない重荷をロバに背負わせてまで、人は何をどこまで運ぼうとしているのか、人間の生き様や本当に大切にすべきことについて考えさせられます。熱や水、空気が循環する自然という大きな存在の中に生きていながら、普段はそれらを全く意識することなく、目の前にある自分の荷物だけを見て生きている人間たち。荷物を下ろしたロバの背中に輝く太陽が、自然の中のあらゆるものとのつながりとともに、本質的に大切なことを象徴しています。作品の持つ鮮やかさや質感のみならず、めぐる生命そして自然と人間との多層的な関わりは、小林がひとつひとつの素材を丁寧に選んで扱い、自らの手によってそれぞれの関係性を紡ぐことによって表現されています。それは、ばらばらに断絶されたもの同士のつながりを少しずつでも取り戻していくような行為でもあります。作品そのものが持つ魅力とそこに込められた思いを、作家の手の痕跡とともに感じていただけますと幸いです。

小林万里子 Mariko Kobayashi
1987 年 大阪府(日本)生まれ。多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻、2012 年同大学院修了。
主な個展に「All of the world」(2019 年、s+arts gallery、東京 ) 、「青にめざめ、赤 にねむる」(2018 年、Art for Thought、東京 )、「循環の森」(2018 年、FEI ART MUSEUM、神奈川)、グループ展には「FIBER&FACES 12+1 ー変容する繊維ー Metamorphosis」(2019 年、アーツ千代田3331、東京 )、「六本木アートナイト 2015(WS)」「ストリートミュージアム 2015」(ともに 2015 年、Tokyo Midtown プ ラザ B1、東京)、「New beat in 香港」(2012 年、香港理工大学、香港)などがある。

小林万里子《熱と水》2018 -2020, Cotton, linen and wool, 300.0 × 500.0 cm

小林万里子《背負うなら太陽だけでいい》2020, Clay, soil, diatomite, cotton, acrylic gouache, straw, 17.0×20.0×40.0 cm

小林万里子《toki toki》2019, Cotton, linen and wool on canvas 45.5 × 38.0 cm

小林万里子《思考は風に乗る》 2020, Cotton, linen and wool, 39.0 × 24.0 cm

小林万里子《メモリーズ》2020, Clay, soil, diatomite, cotton, acrylic gouache, 22.0×40.0×20.0cm

Installation View

CADAN Showcase 04

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CADAN Showcase 04
形式と形状 (form/at)
2020年10月9日(金)- 11月1日(日)
営業時間:火〜金 11時-19時 土、日、祝 11時-17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)

「CADAN有楽町」では、オープンを記念してメンバーギャラリーが参加するシリーズのグループ展「CADAN Showcase」を4回に渡って開催中です。シリーズ最終回となる本展はSatoko Oe Contemporaryの大柄聡子がキュレーションを担当します。

“アーティストが物事や事柄を捉え作品へと変換させるとき、どのような形式を用い、どのような形状として存在させうるのか。「形式」と「形状」という、ある種、意味がスライドし地割れを起こしているような言葉の、そのヒビの隙間から滲むアーティストの思考をなぞることができるような機会にしたいと思っております。” -大柄聡子(Satoko Oe Contemporary)

展示作家(所属ギャラリー)
平久弥 (Yoshiaki Inoue Gallery)
松井智惠(MEM)
臼井良平(無人島プロダクション)
伊庭靖子(MISA SHIN GALLERY)
狗巻賢二(ギャラリーヤマキファインアート)
松延総司(HAGIWARA PROJECTS)
設楽知昭(STANDING PINE)
髙柳恵里(TALION GALLERY)
池田光弘(Satoko Oe Contemporary)
山路紘子(NANZUKA)

臼井良平(左)Alps crushed (右)Detergent (2020) ガラス
photo: Kenji Morita, Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

伊庭靖子 "Untitled 2020-02" (2020) Oil on canvas, 50 x 72.7cm
Courtesy of MISA SHIN GALLERY

松井智惠 "She Dissolves" (2000) 35分56秒 ©Chie Matsui, courtesy MEM

 

平久弥(左)《WEST4》 (右)《Koki’s》(2019) acrylic on canvas, 50 x 72.7cm, copyright the artist, courtesy YOSHIAKI INOUE GALLERY

   

池田光弘 Mitsuhiro IKEDA(左)untitled (drawing no.2)、(右)untitled (drawing no.7) (2019), oil on paper, 60x50.8cm (incl. frame), copyright the artist, courtesy Satoko Oe Contemporary

     

(左)狗巻賢二/Kenji INUMAKI《ある種プリミティヴな観念的時空 No.5》(2005-2012)  60×41cm, カンヴァスに油彩/Oil on canvas, copyright the artist, courtesy Gallery Yamaki Fine Art (右)設楽智昭《フェルトのウルトラマン》(2017) 295×220×60mm, インク・フェルト copyright the artist, courtesy STANDING PINE

 

(左)山路紘子  Hiroko Yamaji 《Untitled》 2016, Oil paint on canvas, H70 x W70 x D2 cm ©Hiroko Yamaji Courtesy of the artist and NANZUKA
(右)髙柳恵里 Eri Takayanagi 《Inside out》 2019, Cardboard case, paper tape, 73x86x13cm, 10x39x32.5cm, courtesy of the artist and TALION GALLERY

松延総司 Soshi Matsunobe 《My Stones (on the log)》2020, サイズ可変, セメント、伐採した植林, copyright Soshi Matsunobe

Installation View

Photo: Osamu Sakamoto

CADAN Showcase 03

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
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CADAN Showcase 03
あなたの「顔」が見たかった
2020 年 9 月 11 日(金)- 10 月 4 日(日)
営業時間:火〜金 11時-19時 土、日、祝 11時-17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)*9月23日(水)

新スペース「CADAN有楽町」では、オープンを記念してメンバーギャラリーが参加するシリーズのグループ展「CADAN Showcase」を4回に渡って開催中です。シリーズ第3弾となる本展はSprout Curationの志賀良和がキュレーションを担当します。

“新型コロナウイルスの影響で、世界中の人がマスク着用姿でいることを強いられる昨今、改めて人の顔、表情などを見ることの大切さ、豊かさについて、アートを通して問い直す企画です。絵画、写真、彫刻と多種多様な「顔」と有楽町で会いましょう!”(志賀良和 Sprout Curation)

展示作家(所属ギャラリー)
有馬かおる (MISAKO & ROSEN)
石原延啓 (nca | nichido contemporary art)
伊勢克也 (Sprout Curation)
小林エリカ (Yutaka Kikutake Gallery)
駒井哲郎(ギャルリー サン・ギョーム)
五月女哲平 (青山|目黒)
佐藤純也 (青山|目黒)
佐藤允 (KOSAKU KANECHIKA)
中原昌也 (Sprout Curation)
中野浩二 (XYZ collective)
西村有 (KAYOKO YUKI)
シュテファン・バルケンホール (小山登美夫ギャラリー)
南川史門 (MISAKO & ROSEN)
山元彩香 (タカ・イシイギャラリー)
山本桂輔 (小山登美夫ギャラリー)
横山裕一 (ANOMALY)

  

(左)有馬かおる《タテヨミ Read ng vert cally》(2019), Acrylic on canvas, 18 x 14cm(右)駒井哲郎 《顔 ( びっくりしている少女 ) 》(1975), アクアチント, 23 x 21 cm

   

(左)山元彩香 《Untitled #175》(2016/2018), C-print, 100 x 100 cm (右)小林エリカ 《Radium Girls》(2019), Pencil on paper, 21.6 × 27.9cm

   

(左)佐藤允 《Reverse》(2018), Oil, ink on canvas, 33.4 x 24.4 cm (右)Stephan BALKENHOL 《黒スーツの男 Mann mit schwarzem Anzug/ Man in Black Suit》(2019), Wawa-Wood Fumigated with expertise, 171.2 x 25.0 x 27.4 cm

   

(左)西村有 《meditation》(2020), Oil on canvas, 60.3 x 53 cm (右)山本桂輔 《田舎者 country man》(2012), Hammer, wood, oil stain, 50 x 38 x 75 cm

   

(左)中原昌也 《Two masks are friends》(2019), Acrylic, ink on canvas, 53 x 33.3cm(右)横山裕一 《世界地図の仲間》(2012-2013), 紙、インク、マスキングテープ, 10.3 × 15.3cm

伊勢克也 《Mighty Atom》(1984), Acrilic and grafite on paper (Japanese handmade paper, craft paper), 103 x 72.8 cm

Installation View

CADAN Showcase 02

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
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・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
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・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。
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CADAN Showcase02
Summertime Blues ‘2020
2020 年 8 月 14 日(金)- 9 月 6 日(日)
営業時間:火〜金 11時-19時 土、日、祝 11時-17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)

新スペース「CADAN有楽町」では、オープンを記念してメンバーギャラリーが参加するシリーズのグループ展「CADAN Showcase」を4回に渡って開催中です。シリーズ第二弾となる本展はXYZ collectiveのCOBRAがキュレーションを担当します。

COBRAのコメント
具体、もの派から80年代生まれまで、幅広い年代の作品を展示します。夏の合間の爽やかな企画展です。
※ 展示タイトル”Summertime Blues”は、RC サクセションがカバーしたエディ・コクランの楽曲(1958年発表)より引用。

展示作家(所属ギャラリー)
岩名泰岳(タグチファインアート)
加賀美健(MISAKO & ROSEN)
狩野哲郎(ユカ・ツルノ・ギャラリー)
COBRA(XYZ collective)
白井美穂(nap gallery)
菅木志雄(東京画廊 +BTAP)
ベンジャミン・バトラー (小山登美夫ギャラリー)
堀尾貞治(imura art gallery)
ムラギしマナヴ(モリユウギャラリー)
山本優美(Gallery Out of PLACE)

Viewing room at CaM by Muuseo
https://cam.muuseo.com/events/cadanshowcase02

  

(左)岩名泰岳 《岸辺のしるし》(2020), oil on canvas, 53 x 45.5 cm (右)加賀美健 《Dog Food》)(2015) mixed media, dimensions variable

  

(左)狩野哲郎《a tree as a city (Levels of Scale スケールの諸階層) 》(2017) mixed media, 
195 x 25.5 cm (size variable) (右)COBRA《Rat Museum For Rat》(2019), Rat trap, acrylic on canvas, wood panel,  350x115x115 mm

  

(左)白井美穂 《Circular Time》(2015) パイ皿、ケーキ型、鉄、麻、メッキ塗料、アクリル絵具、 油絵具, 41x61x7cm (右)菅木志雄《界端 / Spatial Eternity》(1993) 木、アクリル、ワイヤー , 26.5 x 20.8 x 4.8 cm

  Horio

(左)ベンジャミン・バトラー《Two Trees, Blue-Green》(2006) oil on canvas, 40.5x50.5cm (右)堀尾貞治《あたりまえのこと(3kg絵画)10》(2015) 鉄,  56x31x11cm

  

(左)ムラギしマナヴ《天地無用2019》(2019)acrylic on canvas, 27.3 x 22 cm(右)山本優美《美しい時間の肖像-ノースリーブシャツ-》(2014)陶土に手彫り,  W37×D63×H4 cm

Installation view

 

 

CADAN Showcase 01

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。
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CADAN Showcase 01
NEWSPACE / NEWCOLLABORATION
2020年7月17日(金) – 8月9日(日)
営業時間:火〜金 11時-19時 土、日、祝 11時-17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)

新スペース「CADAN有楽町」では、オープンを記念してメンバーギャラリーが参加するシリーズのグループ展「CADAN Showcase」を4回に渡って開催します。各回、キュレーション担当のギャラリストがテーマを設定し、約10作家の作品を選びます。

CADAN Showcase01 NEWSPACE / NEWCOLLABORATION
キュレーション 芦川朋子(WAITINGROOM)のコメント

CADANのギャラリーがコラボレーションすることによって、1ギャラリーでは実現できないような、他では見られないような組み合わせの展覧会になればと思い、今回のグループ展を企画しました。次の時代を背負って、世界を股にかけて活躍していく主に日本人の作家、というのもセレクションのテーマの1つです。こけら落としならではの、華やかさにも注目してお楽しみください。

展示作家(所属ギャラリー)
今津景(ANOMALY)
大竹利絵子(Tomio Koyama Gallery)
サイモン・フジワラ(TARO NASU)
松山智一(KOTARO NUKAGA)
大庭大介(SCAI THE BATHHOUSE)
近藤亜樹(ShugoArts)
泉太郎(Take Ninagawa)
桑田卓郎(KOSAKU KANECHIKA)
大山エンリコイサム(Takuro Someya Contemporary Art)
エキソニモ(WAITINGROOM)

  

(左)今津景 Kei Imazu 《Untitled 5》 (2016), Oil on canvas,  600 x 600 mm 
(右)大竹利絵子 Rieko Otake 《ともだち Tomodachi》(2008), Wood, 960 x 360 x 310 mm

 

(左)サイモン・フジワラ Simon Fujiwara 《Fabulous Beasts (Midnight Mink)》(2016) Shaved fur coat on wooden stretcher, 1000 x 950 x 20 mm 
(右)松山智一 Tomokazu Matsuyama 《April Possibility》(2020), Acrylic and mixed media on canvas, 915 x 915 mm

  

(左)大庭大介 Daisuke Ohba 《METEOR PAINTING》(2018) Acrylic on linen, iron meteorite, 500 x 500 x 45 mm
(右)近藤亜樹 Aki Kondo《光を追う子 Child Chasing the Light》(2020) Acrylic on canvas, 410 x 318 mm

  

(左)泉太郎 Taro Izumi 《Cartilage Flag》(2020)  © Taro Izumi, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo
(右)桑田卓郎 Takuro Kuwata《Untitled》(2017) 磁土、石、釉薬、顔料、金 Porcelain, stone, glaze, pigment, gold, h.30.5 x 35.0 x 36.5 cm, Photo by Keizo Kioku, ©Takuro Kuwata, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

  

(左)大山エンリコイサム Enrico Isamu Oyama《FFIGURATI #137》(2016) Mechanical pencil, crackle medium and latex paint on canvas mounted on wood panel, 505 x 405 mm 
(右)エキソニモ exonemo 《I randomly love you / hate you》(2018) LCD monitors, android, Dimension variable 

<今後の予定>
CADAN Showcase 02
会期 2020.08.14 (金)ー09.06 (日)
キュレーション:XYZ collective (COBRA)

CADAN Showcase 03
会期:2020.09.11 (金)ー10.04 (日)
キュレーション:スプラウト・キュレーション (志賀良和)

CADAN Showcase 04
会期:2020.10.09 (金)ー11.01 (日)
キュレーション:Satoko Oe Contemporary (大柄聡子)

Installation View