“My Pick” organized in association with CaM by Muuseo

CADAN有楽町は、アートフェア東京ウィークにあわせて「アートコレクション」「コレクター」 「アートマーケット」をテーマにした企画展を開催いたします。

会期:2021年3月16日(火) ‒ 21 日(日)
営業時間:火-土 11:00-19:00 / 日-17:00
会場:CADAN有楽町
企画:一般社団法人日本現代美術商協会
企画協力:CaM by Muuseo
アドバイザー:深野一朗

●My Pick Special Exhibition
CaM by Muuseoがキュレーションする特別展。コレクター8名が推薦するアーティストの作品を展示します。

笹川直子 -大山エンリコイサム(Takuro Someya Contemporary Art)
黒木健一 - Chim↑Pom(無人島プロダクション)
姫本剛史 - 柏原由佳(小山登美夫ギャラリー)
棟田響 - Moon and Jeon(SCAI THE BATHHOUSE)
柵木頼人 - 近藤亜樹(ShugoArts)
津山陽子 - Vik Muniz(nca | nichido contemporary art)
深野一朗 - 山下拓也(TALION GALLERY)
高村みすず・美和 - 今井俊介(HAGIWARA PROJECTS)
※敬称略

●「Art in a Domestic Environment -アートコレクション、それぞれの飾り方」
数多くのコレクターからご提供いただいたお部屋の写真をスライドショーで紹介します。また、CADAN Art Channel 特別編として、新居や賃貸マンションなど、さまざまな暮らしに合わせたアート作品の設置の方法をCADANが実践してお伝えするチュートリアル映像を展示します。

●オンライン配信 CADAN Art Channel 特別編「International art market from Japanese perspective 日本の視点からの国際的アート市場について」
現代アートを扱うギャラリーの各世代のディレクターが、それぞれのビジネスについてお話しします。
配信日:3月17日(水)20時〜
出演:
第1世代 山本豊津(東京画廊)
第2世代 小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)
第3世代 ローゼン・ジェフリー(MISAKO & ROSEN)
第4世代 コブラ( XYZ collective)
モデレーター 深野一朗(CaM by Muuseoディレクター)

●CADAN Pop Up SHOP in 有楽町 micro
有楽町ビル1階、CADAN有楽町の隣の有楽町microにて、CADANメンバーギャラリーが製作したカタログや印刷物、グッズなどを販売します。美味しいデリやコーヒーと共に、アートブックをぜひ。
有楽町 micro FOOD&IDEA MARKET
営業時間 11:00-19:00 LAST ORDER Food 18:00 Drink 18:30

 

 

【再放送】これまでのCADAN Art Channelから3回を再放送

CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートのオンラインセミナーです。

CADAN有楽町で開催される企画展「My Pick」に際し、過去12回の放送の中から3回を再放送します!

2021年3月18日(木) 20:00 − 21:00
アーティスト・フィーチャー #01
千葉正也×堀元彰 @東京オペラシティ アートギャラリー
https://muuseo.com/live/events/46 

2021年3月19日(金) 20:00 − 21:00
画廊放浪記 #04
山本 豊津×小山登美夫「東京画廊 70年(後期)」
https://muuseo.com/live/events/47

2021年3月20日(土) 15:00 − 16:00
アート大好き!現代美術!コレクターのお宅訪問 #01
棟田響
https://muuseo.com/live/events/48

【3月17日配信】日本の視点からの国際的アート市場についてInternational art market from Japanese perspective

CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。

今回の配信は、CADAN有楽町にて3月16日から3月21日まで開催される「アートコレクション」「コレクター」 「アートマーケット」をテーマにした企画展「My Pick」に合わせた特別編です。

「アートマーケット」というキーワードを軸に、世代の異なる4人のギャラリストが、それぞれのビジネスについてお話しします。

>>イベントの詳細、お申し込みはこちら
*ご予約にはMUUSEO LIVEヘのログインが必要となります。

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【3月17日配信】
CADAN Art Channel特別編
日本の視点からの国際的アート市場について International art market from Japanese perspective
配信日時:2021年3月17日(水)20:00-21:00
イベント開催方式:録画配信
参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
運営:ミューゼオ株式会社

【3月12日配信】画廊放浪記 #08|柳幸典×中尾浩治「Wandering Position 1988-2021」

《ワンダリング・ポジション》「第4回リヨン・ビエンナーレ」、トニー・ガルニエ・ホール (スイス)、1997年 ©︎ Yukinori Yanagi, Courtesy of ANOMALY

CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。

シリーズ「画廊放浪記」第8回は、2021年3月6日から4月3日までANOMALYで開催される柳幸典個展「Wandering Position 1988-2021」を訪問。作家の柳幸典さんとアート・コレクターの中尾浩治さんの対談を配信いたします。

>>イベントの詳細、お申し込みはこちら
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画廊放浪記 #08|柳幸典×中尾浩治「Wandering Position 1988-2021」

個展では一匹の蟻を放ちひたすら追いかけ、赤いチョークでその痕跡をたどる「ワンダリング・ポジション」シリーズより、数メートルに及ぶ大型の紙に描かれた今回の個展のための新作と1980 – 90年代にアメリカで制作された作品が展示されます。

今回の配信では、ギャラリーを歩きながら展示作品をご紹介していただきます。また、尾道近辺でスタジオを探していた柳さんに、中尾さんが物件を紹介したことが契機となり誕生した「ART BASE 百島」の展示作品についてお話をしていただく予定です。長年親交の深いお二人のギャラリー・トークをお楽しみください!


画廊放浪記 #08
柳幸典×中尾浩治「Wandering Position 1988-2021」@ANOMALY
配信日時:2021年3月12日(金)20:00-21:00
イベント開催方式:録画配信
参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
企画協力:ANOMALY
運営:ミューゼオ株式会社


柳幸典 個展「Wandering Position 1988-2021」
会場:ANOMALY 東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex 4F
会期:2021年3月6日 (土) – 4月3日 (土)
開廊時間: 火・水・木・土 12:00 – 18:00、金 12:00-20:00
*休廊:日・月・祝日


シリーズ「画廊放浪記」について

ギャラリーはアーティストのマーケットを開拓し美術史のなかに着地させる役割を担っています。その土台となるのは他でもない、展覧会です。情報が細切れになり、コンテキストの読み取りが難しくなっている昨今。展覧会についてギャラリストやアーティスト、キュレーターや批評家が話をすることの重要性は増してきています。シリーズ「画廊放浪記」は、CADANに加盟しているギャラリーに配信スタジオを設置。ギャラリストやアーティストが展覧会について、時にはゲストを招き語ります。

CADAN Art Channelとは?

CADAN Art Channelとは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。CADANには現在、若手から老舗まで国内47軒のコンテンポラリーアートギャラリーが加盟しています。世代間だけでなくキュレーター、コレクターという垣根も超え、現代アートを取り巻くプレイヤーの方々と「現代アートのいま」をオンラインで配信します。視聴者はその場で質問ができるなどのインタラクティブな仕組みも取り入れています。

CADAN × ISETAN MEN’S :Winter Takeover

CADANと伊勢丹新宿店メンズ館の1年間にわたるコラボレーションプロジェクト「Takeover」シリーズの第4段、冬シーズンが始まります。「Takeover」は、インスタグラムをはじめとしたSNSで「ジャックする」という意味で使用されるプロモーション用語です。ファッションの館、新宿伊勢丹メンズ館に、CADANメンバーギャラリーから4組のアーティストによるインスタレーションが出現します。

     @cadan_insta

2020年12月23日(水)-3月39日(火)
伊勢丹新宿店メンズ館1F・2F・4F・6F

1階 エントランス、メンズアクセサリー・・・磯谷 博史(青山|目黒)
2階 メンズクリエーターズ・・・COBRA(XYZ collective)
4階 メンズラグジュアリー・・・本堀 雄二(ギャラリーヤマキファインアート)
6階 メンズコンテンポラリー・・・利部 志穂(KAYOKOYUKI)

主催:伊勢丹新宿店メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会

1F 磯谷 博史 (青山|目黒)

“Bananas and Postcards”, “Onions and Postcards”は、ポストカードスタンドとポストカードによる作品。ポストカードには、それぞれバナナとアーリーレッ ド(赤玉ねぎ)が写っているポストカードを用いて、バナナと赤玉ねぎをカットしている様子が写っている。また それぞれのラックにはバナナの房状、タマネギの球根状にポストカードが配置されている。私たちが普段やり過ごしている時間の流れや物事の手順、空間の把握と言う安定した構造を揺さぶ る事により、ズレを生み出そうとする試みです。

磯谷博史 “Bananas and Postcards”, 2014, postcard,spinning rack / 155×45×45cm

1978 年東京都生まれ。 東京藝術大学で建築を、同大学院とロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで美術を学 ぶ。彫刻、写真、ドローイング、またそれらを含んだインスタレーションは、極めて静謐、詩的でありながら、建 築的なスケール感と精度をもって、認識の一貫性や統合的な時間感覚を揺さぶる。 近年の展示に、個展「流れを原型として」(青山|目黒/東京、2019年)、「六本木クロッシング2019 展:つな いでみる」(森美術館/東京、2019年)、「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展(ポーラ美術館/ 神奈川、2019年)など。 主な作品収蔵先に、ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター/パリ、サンフラ ンシスコ近代美術館/カリフォルニア他。

2F COBRA(XYZ collective)

ごくあたり前の話だが、芸術における絵画作品は人が鑑賞するために、制作、展示され購入される。この作品はそ のような固定概念に対し、視点を変え皮肉を込めてユーモアで展開・制作された作品である。タイトルがさす通り 、この鳥籠内に展示された絵画は卵とアドベンチャーがテーマで鳥のために制作されている。

COBRA “Story of Eggs (Bird Gallery for birds)”, 2020, Bird cage, acrylic on canvas

1981 年千葉県生まれ。現在は東京を拠点にアーティスト活動を行う。アーティストランス ペース「XYZ collect ive」を運営。 ごく普通の世間的主題を映像作品を通してコミカルに表現した作品を多く発表している。 コミカル に繰り広げられる映像作品の多くは自作自演であり、映像内のみでのパフォーマンスが多い。 近年参加している 多くの展覧会にて、チーズの絵がトラップに入った彫刻を手がけている。

近年の展示に、個展「COBRA SOLO SHOW」(フォーシーズンズ/チューリッヒ、2019年)、個展「The Mus eum」(Fig/東京、2019年)、二人展「加賀美健 & COBRA『Romantic Comedy』」(MISAKO & ROSEN/ 東京、2020年)、 グループ展「The Sentimental Organization of the World」(Crevecoeur/パリ、2020年 )、グループ展「TGC curated by XYZ collective」(ヴァイス・フォーク/バーゼル、2020年)

4F 本堀 雄二(ギャラリーヤマキファインアート)

本堀雄二「毘沙門天」(2017) 段ボール,ミクストメディア、80×75×230cm

使用済みのダンボールや包装紙を用いて日本の神仏や宗教建造物を制作、「捨てる紙あれば、拾う神あり。」をモ ットーに制作をつづけ、日常的に消費された物を「輪廻転生」してみせる本堀の作品は、正面から見たときの透過 性と側面から見たときの物質感という二面性によって現代社会の均衡を的確に描写している。

1958年神戸市生まれ。1983年愛知県立芸術大学彫刻専攻大学院修了。神社の廃材を用いて制作を行う機会を得た ことで、仏像と向き合う道を見出す。神戸ビエンナーレ(2009年)、東京INAXギャラリー個展(2010年)にて” ダンボールによる仏像”を発表以来、各地のアートフェアや展覧会で発表している

 

 

 

6F 利部 志穂(KAYOKOYUKI)

生活の中で不要となったものや壊れて廃棄された拾得物、あるいはホームセンターで購入できる建築資材など、様 々なモノを使用して彫刻作品を制作してきた。利部の作品においては、それらの日常的な意味や機能は解体され、 組み合わされ接合されることによって新たな関係性が形成され、空間の中に置かれていく。利部は「作品を構成す るモノと自分自身は、どちらも同じく地球上の法則に従って存在しているのであり、その意味で、両者はつながっ ているのだ」と言う。「人間が定義したルールは疑うけれど、地球的・宇宙的なルールを信じる」と言う利部は、 モノに近づき、モノが発する声を聞きながら、その一部となって、自然の摂理とも言える生成や循環を展示空間に 構築していく。

利部志穂「ひかりのとき/ワンダー・バイ・ワンダー Lightning-Wonder by Wonder」(2020年)紙,ステンレ ス,ハンガー,映像 / 185×185×180cm

1981年神奈川県生まれ。文化女子大学立体造形コース卒業後、多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。20 17年より文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を得て、2年間ミラノを拠点に活動。現在は東京都在住。主な展覧会に、「DOMANI・明日展 2021」国立新美術館(東京、2021)、「メイド・イン・フチュウ 公 開制作の20年」府中市美術館(東京、2020)、「所沢ビエンナーレ “引込線2015”」旧所沢市立第2学校給食 センター(埼玉、2015)、「アーティスト・ファイル2013ー現代の作家たち」国立新美術館(東京、 2013)、「発信 //板橋//2011 けしきをいきる」板橋区立美術館(東京、2011)など。

“Infinite Jest” 倉田悟×根本祐杜 by Tomio Koyama Gallery

CADAN有楽町は、東京、六本木を拠点にする小山登美夫ギャラリーによる倉田悟、根本祐杜の二人展「Infinite Jest」 展を開催いたします。倉田によるペインティングと、根本によるセラミック作品がそれぞれ10点ほどで構成されます。どうぞご高覧ください。

“Infinite Jest” 倉田悟×根本祐杜 by Tomio Koyama Gallery
2021年2月23日(火・祝)—3月14日 (日)
企画: 小山登美夫ギャラリー

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

【展覧会について】
今回の展覧会「Infinite Jest」は、倉田悟と根本祐杜による2人展。倉田が一緒に展示をしたいアーティストとして、根本祐杜を選び、実現しました。「Infinite Jest」というのは、David Foster Wallaceによる同名の小説「Infinite Jest」(1996)からの引用で、「無限の冗談」を意味するこの言葉に、強くひかれて展示タイトルとしたとのことです。

「これは、異なる文化や他者(特に自分たちが影響を受けた西洋の文化)を完全に理解することはできないという不可能性・諦めと、想像力による誤訳の可能性や希望を同時に示し、冗談やしゃれ、ユーモアの重要性を主張している」と、倉田はいいます。

絵画と彫刻という異なる媒体を用いているこの二人に共通するのは、現実の生活に着想を得ながら(本展で言えば倉田のZOOMの画像や、根本の壷やセルフィーなどをモチーフにしているイメージ)、ともに記号操作(キャラクター化、素材の組み合わせ)やユーモアの感覚を経ながら作品化していることです。

着想源となるモチーフは時に、それぞれの個人が直面するシビアな問題の場合もありますが、作品を通してそれらを軽やかに反転させようとしています。これは現実生活の重力にあらがうための実践であるといえるでしょう。

■作家プロフィール
倉田悟(くらたさとる):1991年東京生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部油絵専攻を卒業後、ベルリン芸術大学へ協定留学。2017年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。現在、東京を拠点に制作活動を行う。近年の主な個展に「Weird Void」(武蔵野美術大学 FAL、東京、2020)、「アジワルラの思い出」(トーキョーワンダーサイト渋谷、東京、2016)。

根本祐杜(ねもとゆうと):1992年千葉県生まれ。東京都在住。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍中。2020年アテネ国立芸術大学交換留学。主な個展に「パーフェクト・オフィス」(AOYAMA STUDIO164、2020)。CAF賞2018最優秀賞。

■ART TALK supported by CVJ
アーティスト・トーク:CADANアカウント(@cadan_insta)からインスタライブ配信
日時:3月3日(水)18:30〜
出演:倉田悟、根本祐杜
司会:小山登美夫

■同時開催
倉田悟展「Ba/u/cker La/u/cker」(バッカー・ラッカー)
2021年2月27日 (土) – 3月27日 (土) 11:00-19:00 日月祝休
小山登美夫ギャラリー(六本木)

根本祐杜個展「ナッシングアットオール」
2021年2月20日(土) – 3月21日(日) ※土日祝のみ 12:00-19:00
Token Art Center (東向島)

■小山登美夫ギャラリー TOMIO KOYAMA GALLERY
1996年江東区佐賀町に開廊。2016年より六本木に拠点を移す。開廊当初から海外アートフェアへ積極的に参加し、日本の同世代アーティストを国内外に発信。日本における現代美術の基盤となる潮流を創出する。国境やジャンルにとらわれず巨匠から新たな才能まで幅広い作品にフォーカスし、独自の視点で現代のアートマーケットのさらなる充実と拡大を目指している。オーナーの小山は2015年のCADAN設立時より代表理事を務める。

倉田悟 “4P” 2020, oil on linen, 131.0 x 233.0 cm
根本祐杜 Yuto Nemoto, わくわくさん, 2020, ceramic, 37.0 x 33.0 x 24.0 cm

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。

【Live配信】アーティスト・フィーチャー #01|千葉正也 × 堀元彰 @東京オペラシティ アートギャラリー|CADAN Art Channel powered by MUUSEO

Image: (c) Masaya Chiba, courtesy of ShugoArts, 撮影:武藤滋生

CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。

シリーズ「アーティスト・フィーチャー」の初回は、2021年1月16日から2021年3月21日まで東京オペラシティ アートギャラリーで開催されている千葉正也個展を訪問。ペインターの千葉正也さんと、東京オペラシティ アートギャラリー チーフ・キュレーターの堀元彰さんの対談を配信いたします。

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アーティスト・フィーチャー #01|千葉正也×堀元彰 @東京オペラシティ アートギャラリー

千葉さんの絵画制作は、自ら制作したオブジェや写真など身の回りの品々を周到に配置した仮設の風景を作ることからスタートします。これを卓抜なテクニックを駆使して絵画化し、絵画と彫刻、二次元と三次元の世界の境界を曖昧化させています。活動は国内外で注目を集め、個展のほか数多くのグループ展に参加しています。

美術館では初となる今回の個展では、国内外の美術館や個人が所蔵する2006年以降の代表作が一堂に会しています。また、ユニークなドローイング作品のほか、新作のペインティング、映像作品、大がかりなインスタレーションも展示されています。

今回の対談はそんな千葉正也ワールドともいえるような会場から生配信、開催にいたるまでの経緯や展示の見どころなどをお話します。


【Live配信】
アーティスト・フィーチャー #01
千葉正也×堀元彰 @東京オペラシティ アートギャラリー

日時:2021年3月3日(水)20:00-21:00
参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
企画協力:東京オペラシティ アートギャラリー ShugoArts
運営:ミューゼオ株式会社


千葉正也個展

期間:2021年1月16日[土]─ 3月21日[日]
会場:東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
開館時間:11:00 ─ 19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜日、2月14日[日](全館休館日)
入場料:一般1,200円[1,000円]、大学・高校生 800円[600円]、中学生以下無料

 

【Live配信】Go To アートフェア! #02|SOUTH SOUTH VEZA|CADAN Art Channel powered by MUUSEO

CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。

シリーズ「Go To アートフェア!」第2回は、2021年2月26日〜3月2日に開催されるアートフェア「SOUTH SOUTH VEZA」に参加するギャラリーのオーナー(蜷川敦子さん、藤城里香さん、石井孝之さん)と、SOUTH SOUTH アンバサダー田口美和さんのトークを配信いたします。

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Go To アートフェア! #02|SOUTH SOUTH VEZA

この度、新しいプラットフォームSOUTH SOUTHの初回プロジェクトとして、オンラインのアートフェア「SOUTH SOUTH VEZA」がローンチされます。SOUTH SOUTHは、これまでの欧米中心の美術界のあり方に疑問を呈し、グローバル・サウス問題に取り組むアーティストやギャラリー、キュレーター、コレクターのためのプラットフォームとして、ヨハネスブルグにあるGoodman Galleryのオーナー、Liza Essersが2015年に考案しました。昨年のコロナ禍にコラボレーターとなるギャラリスト6名が選定、5大陸、50か国、40都市以上にわたるギャラリーが選出されました。

VEZAは、「見せたり、制作したり、明らかにしたりする」という南アフリカの公用語「isiZulu」の言葉にちなんで名付けられました。世界の50を超えるギャラリーで開催され、CADANのメンバーギャラリーからはタカ・イシイギャラリー、タケニナガワ、ブラム&ポー、無人島プロダクションが参加します。この4ギャラリーではオンラインに加え、各画廊がリプリゼントするアーティストをシャッフルしたオフラインの展示が行われます。

今回の配信では、アートフェアの見どころ、グローバルなアートの潮流やアート・コミュニティのあり方など、ざっくばらんにお話をします。世界各国のアート・コミュニティがつながり展開する新しいアートフェア、まずはオープニング・トークをお楽しみください!

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【Live配信】
Go To アートフェア! #02
SOUTH SOUTH VEZA

日時:2021年2月26日(金)20:00-21:00
出演:
・田口美和(タグチ・アートコレクション共同代表、一般社団法人アーツプラス現代芸術研究所代表理事、タグチ現代芸術基金チーフアドヴァイザー)
・蜷川敦子(タケニナガワ代表)
・藤城里香(無人島プロダクション代表)
・石井孝之(タカ・イシイギャラリー代表)

参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
企画協力:タグチ・アートコレクション、タケニナガワ、無人島プロダクション、タカ・イシイギャラリー
運営:ミューゼオ株式会社


SOUTH SOUTH VEZA
会期:2月24日 − 3月7日
MAINとSOLOから各画廊のOVRを視聴できます。

SOUTH SOUTH 東京
SOUTH SOUTHに参加している東京をベースにする4件の画廊で、各画廊がリプリゼントするアーティストをシャッフルした展覧会が開催されます。
開催場所: タカイシイギャラリータケニナガワブラム&ポー無人島プロダクション
会期:2月26日 − 3月2日(注意:会期は会場によって変わります)

【Live配信】画廊放浪記 #07|大岩 雄典×亀井 博司「私有化とインストール_インスタレーションの〈置き場〉」CADAN Art Channel powered by MUUSEO

image: 大岩雄典「無闇(イメージ)」2021

CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。

シリーズ「画廊放浪記」第7回はTALION GALLERYにて2021年2月13日から3月14日まで開催される大岩雄典個展「無闇」を訪問。美術家の大岩雄典さんと、アート・コレクターの亀井博司さんの対談を配信いたします。

イベントの詳細、お申し込みはこちら
*今回からMUUSEO LIVEヘのログインが必要となります。

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【Live配信】
画廊放浪記 #07
大岩 雄典×亀井 博司
「私有化とインストール_インスタレーションの〈置き場〉

配信日:2021年2月20日(土)20:00-21:00
参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
企画協力:TALION GALLERY
運営:ミューゼオ株式会社

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展覧会情報:
大岩雄典「無闇」
会場:TALION GALLERY 東京都豊島区目白2-2-1 B1
会期:2021年2月13日 (土) – 3月14 日 (日)
* 新型コロナウイルス感染予防の観点より、入場制限を行う場合がございます。
営業時間:11:00-19:00 休廊日:月火祝

 

「アブストラクション!」by MISAKO & ROSEN

CADAN有楽町は、東京、大塚を拠点とするMISAKO & ROSENによる「アブストラクション!」展を開催いたします。10名の作家のグループ展です。どうぞご高覧くださいませ。

「アブストラクション!」by MISAKO & ROSEN
2021年2月2日(火)- 2月21日 (日)
企画: MISAKO & ROSEN 
展示作家: ファーガス・フィーリー 加賀美健 南川史門 マーガレット・リー 八重樫ゆい トレバー・シミズ 竹崎和征 パウロ・モンテイロ 安村崇 リチャード・オードリッチ

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

イデオロギーの枠組みにとらわれて制作することなく、作品を制作した特定のアーティストの特定の実験の記録として、最高の現代絵画が存在します。表現的もしくは非表現的、表象的またはその他のこととは別に、絵画は文字通り絵画として存在します。絵画の文字通りの質は、絵画の意味がアーティストごと、鑑賞者ごとに異なる限り、それらが制作された素材から成り立っている作品で、複雑であると同時に単純なのです。現代絵画の場合、アーティストの作品における絵画と物語の関係性は「美術史」との関係と同じくらい重要なのです。どんな抽象でも、それぞれの作品は「アブストラクション!」展の中にあり、また鑑賞者の知識と経験によって必然的に形成される独自の物語が染み込んでいます。それぞれの作品に共通するのは、ある種喜びを与えるような見た目を誘うことです。

(MISAKO & ROSEN)

■ART TALK supported by CVJ
人気ラジオ番組が CADAN 有楽町に登場、インスタライブ(@cadan_insta)で生配信します。
「Ken Kagami の現代美術ファンタスティック!」
2 月 13 日(土) 10:00〜11:00
出演:加賀美健(本展出展アーティスト)、題府基之(アーティスト)、 COBRA(アーティスト)、 ストレンジ 子(番組アシスタント) 、AD ジェフリー(声)

■MISAKO & ROSEN
1976年東京生まれのローゼン美沙子と1977年ヒューストン、テキサス生まれのジェフリー・ローゼンにより2006年に創業。国際的なプログラムを多く手がける。「NADA Miami」や「Frieze Art Fair」など、数多くの海外アートフェアで国内外のアーティストを発信し、海外の現在を国内へ紹介している。ローゼン美沙子はCADAN理事、ジェフリーはNYを拠点とする非営利団体NADA(The New Art Dealers Alliance)の副代表を務める。

 

マーガレット・リー Margaret Lee, 2020, Newspaper, oil paint, nails, rope on canvas, 123x98cm
リチャード・オードリッチ Richard Aldrich, untitled
2020, oil and wax on linen, 203x135cm
八重樫ゆい Yui Yaegashi, 2019, oil on canvas, 22.2x28cm

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。

Installation View

「じねんのいのち」 by FINCH ARTS

CADAN 有楽町は、京都の浄土寺を拠点とする FINCH ARTS による「じねんのいのち」展を開催いたします。あるがままの”じねん”な生命の状態をテーマに、関⻄の若手注目作家を中心とした 7 名の作家のグループ展となります。会期中にはアーティストトークをインスタライブ配信いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「じねんのいのち」by FINCH ARTS
2021年1月15日(金)−1月31日 (日)
淺井裕介、岡本秀、黒宮菜菜、品川亮、谷川美音、松平莉奈、矢野洋輔

協力:ANOMALY

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

「人新世」という地質学的な言葉が表すように、人類のここ200年の活動は地球の生態系全体に影響を与えている。この影響はあまりにも大きく、次の100年の地球環境の予測が不可能なほどで、現代の喫緊の課題として自然との永続的な共生関係への努力が認識されている。

「人間」と対になる「自然」という概念は19世紀末に”nature”の訳語として日本に輸入された。それに対し日本には「自然」を表す言葉として仏教思想由来の”じねん”という概念がある。”じねん”とは「おのずからそうであること。あるがままの状態」を意味し、そこには人間と自然の2項対立ではなく、すべての生命を等しく状態としてみる思想がある。「モノ」としての生命ではなく、ある循環する流れの中の一つの状態のような「コト」として。本展では、現代の芸術作品の中に宿る、形を変え存在するあるがままの “じねん”ないのちの状態を鑑賞する。それは花であり木であり人間でも動物でもあり、あるいは抽象的な線としても表象されるだろう。大きなガラス窓に囲まれたギャラリー空間に差す移ろう光とともに作品がそこにある。彼ら/私たちが美術の中に培ってきた美の感性が何かの役にたてば幸いではないだろうか。

■ART TALK supported by CVJ

*緊急事態宣言に伴い、アーティスト・トークはinstaライブ配信(@cadan_insta)に変更させていただきます。*1/13 出演者が決定しました。

アーティスト・トーク(1)
1月15日(金)18:30-
18:35-18:50 淺井裕介
18:50-19:05 岡本秀
19:05-19:20 黒宮菜菜
司会:櫻岡聡 (FINCH ARTS 代表)

アーティスト・トーク(2)
1月22日(金)18:30-
18:35-18:50 品川亮
18:50-19:05 谷川美音
19:05-19:20 松平莉奈
司会:櫻岡聡 (FINCH ARTS 代表)

Supported by Culture Vision Japan

FINCH ARTS
FINCH ARTS は 2016 年京都・先斗町に開廊。2019 年より京都・浄土寺の Art Complex「浄土複合」に移転。ギャラリーでの個展や各所での企画展を行い関⻄の同世代のアー ティストを積極的に紹介する。取扱作家は、黑宮菜菜、⻄太志、飯田美穂、水谷昌人、谷本真 理、谷川美音、矢野洋輔、NAZE、前谷開、岡本秀など。代表:櫻岡聡。

淺井裕介《新しい眼を手に入れる》2019, H30.0 x W19.7 cm, 木板に鹿の血 Curtesy of ANOMALY
岡本秀《垂直プリント E-1〈墓起こし〉》2020, H50.5 x W147.0 x D50.5 cm, 木、岩絵具、水干、ベンガラ、油
黒宮菜菜《橋の上#2》2020, H145.5 x W112.0 cm, キャンバス、油絵具、アクリル絵具、蜜蝋
品川亮《牡丹図》2020, H50.0 x W37.5 x D4.0 cm, 和紙に岩絵具、墨、アクリル、膠、金箔、パネル
谷川美音《輪郭の表面_01》2020, H 96.0 x W89.0 x D9.5 cm, 漆、FRP
松平莉奈《虚栄、嫉妬、怠惰》2020, H72.7 x W53.0 cm, 紙本着色
矢野洋輔《炎と実》2020, H21.0 x W32.0 x D27.0 cm, クスノキ、各種木、漆

Installation View

CADAN Art Webinar powered by MUUSEO 画廊放浪記 #06|櫻岡聡×上田剛史『「じねんのいのち」by FINCH ARTS』

配信日時:2021年1月22日(金)20:00-20:45
イベント開催方式:オンライン録画配信
視聴方法:下記の事前登録URLをクリックし、メールアドレスとお名前をご記入ください。配信日の前日(配信日当日に申込された方は配信時間)までに視聴用URLをご案内いたします。
事前登録URL:https://zoom.us/webinar/register/WN_EiNvGOTjTKy2pKvMIdHHyA
参加費:無料

CADAN Art Webinarは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートのオンラインセミナーです。

シリーズ「画廊放浪記」第6回はCADAN 有楽町にて2021年1月15日(金)−1月31日 (日)まで開催されるFINCH ARTS企画展「じねんのいのち」を訪問。FINCH ARTS代表の櫻岡聡さんのトークを配信いたします。進行をTALION GALLERY代表の上田剛史さんが務めます。

「じねんのいのち」はあるがままの”じねん”な生命の状態をテーマに、関⻄の若手注目作家を中心とした 7 名の作家のグループ展です。中央には岡本秀さんの箱型の作品が設置され、鑑賞者は部屋を回るように展示を観ていくことになります。今回のウェビナーでは櫻岡さんに一つひとつの作品を丁寧に紹介していただきました。京都で活動をするFINCH ARTSが企画した展覧会をご自宅からもお楽しみください。

出演

●櫻岡聡 ギャラリスト。1981年北海道生まれ。北海道帯広畜産大学卒業。東京のコマーシャル・ギャラリー勤務を経て、2016年にFINCH ARTSを開廊。ギャラリー運営の他、展覧会企画、ホテルなどのアート・ディレクションを行う。主な展覧会企画に『自由の場所(菊畑茂久馬、西 雅秋、二藤建人、迫 鉄平、hyslom)』(京都精華大学ギャラリーフロール、2017)など。

 

●上田剛史 1981年生まれ。慶應義塾大学卒業。2011年にTALION GALLERYを開廊。同時代の文化的動向との交接性や、美術の歴史的展開に対する再帰性などを重視したディレクションに基づく展覧会を数多く手がけ、世代を超えて問題意識を共有するアーティストとの恊働を行う。TALIONという言葉には、美術を取り巻く様々な人々、制度や行為が、新たなつながりを紡いでいくための原理を見出したい思いが込められている。

 

 

 

 

シリーズ「画廊放浪記」について

ギャラリーはアーティストのマーケットを開拓し美術史のなかに着地させる役割を担っています。その土台となるのは他でもない、展覧会です。情報が細切れになり、コンテキストの読み取りが難しくなっている昨今。展覧会についてギャラリストやアーティスト、キュレーターや批評家が話をすることの重要性は増してきています。シリーズ「画廊放浪記」は、CADANに加盟しているギャラリーに配信スタジオを設置。ギャラリストやアーティストが展覧会について、時にはゲストを招き語ります。

CADAN Art Webinarとは?

CADAN Art Webinarとは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)とミューゼオ株式会社による現代アートのオンラインセミナーです。CADANには現在、若手から老舗まで国内47軒のコンテンポラリーアートギャラリーが加盟しています。世代間だけでなくキュレーター、コレクターという垣根も超え、現代アートを取り巻くプレイヤーの方々と「現代アートのいま」をオンラインで配信します。視聴者はその場で質問ができるなどのインタラクティブな仕組みも取り入れていく予定です。

https://muuseo.com/square/articles/1401

CADAN Art Webinar powered by MUUSEO 画廊放浪記#05|Jiří Kovanda「On Air」青山 秀樹×井出 賢嗣

image: Jiri Kovanda, Untitled (Swallow’s nest)
2020, unique, installation, acrylic plate, clay, straw, branch and christmas glass ornament Photo: Takashi Fujikawa
配信日時:2021年1月18日(月)20:00-21:00
イベント開催方式:オンライン配信
視聴方法:下記の事前登録URLをクリックし、メールアドレスとお名前をご記入ください。配信日の前日(配信日当日に申込された方は配信時間)までに視聴用URLをご案内いたします。
事前登録URL:https://zoom.us/webinar/register/WN_TlBinJoFSpunWc4HcjsHGw
参加費:無料

ADAN Art Webinarは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートのオンラインセミナーです。

シリーズ「画廊放浪記」第5回は青山|目黒にて2020年12月19日から2021年1月24日まで開催されるJiří Kovanda / イジー・コヴァンダ展「On Air」を訪問。青山|目黒代表の青山秀樹さんと、2019年にウィーンでコヴァンダさんと二人展を開催した美術作家の井出賢嗣さんのトークを配信いたします。

イジー・コヴァンダ (b.1953-)はチェコ共和国を代表する現代アーティストです。共産主義体制下の1970年代中頃に独学で制作活動をはじめ、プラハの公共空間で非常に控えめなアクションを実施しました。1980年以降は絵画やインスタレーションなどにも活動を展開。2000年代に入り、初期のアクションをはじめとする制作活動の評価が再び高まり、2006年に『Jiří Kovanda vs The Rest of the World』が西ヨーロッパを巡回、2007年にはドクメンタ12に参加。2013年にはヴロツワフ現代美術館で回顧展『I Haven’t Been Here Yet』が、2016年にはプラハ国立美術館で個展『Third Mind / (Im)possibility of Collaboration』が開催されました。

配信中は質問も受け付けます。お時間が合う方はぜひご視聴ください。

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コヴァンダは独学で学びスタジオを持たず1970年代の半ばに活動を始めました。プラハの雑踏や路上、公共空間などに於いて簡素なシナリオに基づき、埋もれるかの様に控えめなアクションを実施して当時それらの記録を白黒写真に指示書を添えてリーフレットに纏めていました。それらは余りにも目立たない実践でありながら、どこまでも都市空間の中で開かれていく仕掛けでもあったのです。

その中には「エスカレーターに乗って途中で振り向いて、後ろに立っている人の目を見る/ 1977」*1、「長い間太陽を見つめていて泣く/1977」*2、「手の平で作ったカップで川から水を汲み、数メートル下に放つ/ 1977」*3などがあり、当時の社会状況の下では彼が有名になることや「作品」として多くの人々に知らせることを第一の目的とはしていなかったのでしょう。

その細やかで気づかれないほどの営みは周囲の状況にも調和しながら、無力であることで個人の尊さをより肯定的に高めています。それは社会への抵抗よりも志が高くあり、言語や概念(コンセプチュアルアート)に留めるには遙かに広く、政治的な影響があろうとも、誰にも奪うことのできない名も無き民としてのアンセムの様に静かに毅然と力を携えています。

また絵画やドローイング、場にそっと介入させた彫刻やインスタレーションにはアクションと同じく素朴な印象があり、どんな移ろい行く状況に於いても誰もがその内にある心情や事情は尊く、素材も時空も豊かである事を静かに示しています。

2000年代に入りコバンダの活動は今一度発見されました。重要な国際的な展示に参加し、活発に制作しキャリアを重ねながら広範囲に渡り影響を及ぼしています。

(青山 秀樹 Hideki Aoyama / owner Aoyama Meguro gallery)

参照
*1 Untitled (On an escalator … turning around, I look into the eyes of the person standing behind me …) (3 September 1977)
*2 Untitled, 1977, (I’m crying. I gazed at the sun for so long that I have started to cry.)
*3 I take some water from the river in my cupped hands and release it a few metres down the river. 11 May 1976, Strelecky Island, Prague」

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出演

●青山秀樹 「青山目黒」代表。1968年福生市生まれ。大学では心理学を専攻。学生の頃にフランス近代美術を扱うギャラリーでアルバイトをして以来、退職、転職を繰り返すも美術商の道へ。2007年現住所にギャラリー開設。国内外に関わらず、場に細やかに一手間加えることで状況に大きな変化をもたらす様な作品を紹介する。12年頃から国外のアートフェアに参加するなどして関係作家の販促活動を展開、同じく国外の作家とコラボレーションすることで流動性を高めていく。他に住宅や店舗、オフィス、ホテル等のコーディネートも手掛ける。インタビュー記事:https://muuseo.com/square/articles/1236

撮影:陳楚翹

●井出賢嗣 1981年横須賀生まれ。美術作家。近年の展示に”『立体3』(Art Center Ongoing)『Tsukimi/Yugen』(Guimarães)『A private sketch of tennis』(See Saw gallery)『waiting in vain』(statement)『Plum Shower』(XYZ collective)などがある。シルバニアハウスをギャラリーとして使用した企画『Welcome to Sylvanian gallery』(Utrecht)、淵野辺公園ゲリラ野外彫刻展『Munster Sculpture Project in Sagamihara』などの展示をディレクションしている。神奈川県 相模原エリアのオープンスタジオイベント『Super Open Studio』の代表を2012年から2015年まで務める。2019年にウィーンにあるGuimarãesにてJiři Kovandaとの2人展『Tuskimi / Yugen』を行う。2021年1月に自家用車内を使ったグループショウ『S A Y O N A R A – MarkⅡ』を開催予定。

『Tsukimi / Yugen』2019, Guimarães
http://www.guimaraes.info/yugen-tsukimi.html

 

Jiří Kovanda / イジー・コヴァンダ「On Air」
会期:2020年12月19日- 2021年1月24日
会場:青山|目黒
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目30-6
営業時間: 木、金:12:00-19:00 土、日:12:00-18:00
定休日:月〜水

Jiří Kovanda / イジー・コヴァンダ「On Paper」
会期:2021年1月18日- 2021年2月12日
会場:チェコセンター東京
〒150-0012 東京都渋谷区広尾2丁目16-14(チェコ共和国大使館内)
営業時間: 月〜金:10:00-19:00
定休日:土、日、祝日

シリーズ「画廊放浪記」について

ギャラリーはアーティストのマーケットを開拓し美術史のなかに着地させる役割を担っています。その土台となるのは他でもない、展覧会です。情報が細切れになり、コンテキストの読み取りが難しくなっている昨今。展覧会についてギャラリストやアーティスト、キュレーターや批評家が話をすることの重要性は増してきています。シリーズ「画廊放浪記」は、CADANに加盟しているギャラリーに配信スタジオを設置。ギャラリストやアーティストが展覧会について、時にはゲストを招き語ります。

CADAN Art Webinarとは?

CADAN Art Webinarとは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)とミューゼオ株式会社による現代アートのオンラインセミナーです。CADANには現在、若手から老舗まで国内47軒のコンテンポラリーアートギャラリーが加盟しています。世代間だけでなくキュレーター、コレクターという垣根も超え、現代アートを取り巻くプレイヤーの方々と「現代アートのいま」をオンラインで配信します。視聴者はその場で質問ができるなどのインタラクティブな仕組みも取り入れていく予定です。

「レギーネ・シューマン @ CADAN有楽町」by Taguchi Fine Art

CADAN有楽町は、タグチファインアートによる「レギーネ・シューマン @ CADAN有楽町」展を開催いたします。ドイツのライトアートを牽引するアーティスト、レギーネ・シューマン(Regine Schumann)は、特殊なアクリル板を使用して光の状況に応じて様々に変化する作品を制作しています。CADAN有楽町では2面に大きな窓の開口を備えたスペースの特徴を生かし、昼間は自然光で、夜間はブラックライトで作品を照らし、来場者だけでなく、街を行き交う方々にもご鑑賞いただきます。

会期中はドイツ、ケルン在住のアーティストともオンラインで繋ぎ、ギャラリー代表によるギャラリートークを開催いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「レギーネ・シューマン @ CADAN有楽町」by Taguchi Fine Art
2020年12月15日(火)—2021年1月10日 (日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)、12月28日(月)-1月4日(月)
ACCESS

Regine Schumann レギーネ・シューマン
1961年ドイツ、ゴスラー生まれ。ブラウンシュワイク美術大学で絵画を学び、1989年にロラント・デルフラーからマイスターシューラリン資格を取得。2000年にはノルトライン・ヴェストファーレン州の奨学金を得て日本に滞在し、現在はケルンを拠点に活動しています。ヨーロッパ、アメリカで発表を重ね、シュパルカッセ銀行、ライン州立美術館、ケルン応用芸術美術館 (MAKK) など数多くの企業、美術館に作品が収蔵されています。

○独自に開発したアクリル板
製造業者との共同研究によって産み出される、蛍光顔料を混入させたオリジナ ルのアクリル板を使用し、シューマンは絵画とオブジェとの中間領域に位置す る作品を制作しています。混入させる顔料の量や、光を反射・吸収する度合い を調整したアクリル板を、画家が絵の具を重ねるように巧みに組み合わせて作 品を構成します。

○色彩・光・空間の探求
太陽光や電球の光、あるいはブラック・ライト等、光の状況によって様々に姿 を変える彼女の作品は、色彩と光、空間の関係を強調し見る人に意識させると ともに、刻々と変わる視覚、可視・不可視の同時性を体験させます。特にブラッ ク・ライトを照射することで発光し、周囲の空気に振動を与え、空間を色彩で 満たして変容させ、身体で空間を触知できるような新しい経験を私たちにもた らします。

○抽象表現主義絵画とミニマリズム、ライトアート
彼女はドナルド・ジャッド、ラリー・ベル等に続くミニマリストとして、単純 で幾何学的な形態や色彩への還元を表現言語とする一方で、マーク・ロスコ等 の抽象表現主義絵画のような、空間に色彩とエネルギーを放つ作品を志向して います。そして、その作品はダン・フレイヴィン、ジェームズ・タレル等が開拓 したライト・アートの世界をさらに豊かにしています。

○営業時間外にも
人工的・工業的な素材や単純な形態を用いながらも、どこか遊戯的な側面や詩 的な叙情性をも併せ持つレギーネ・シューマン作品、今回のCADAN有楽町での 展示は営業時間外や夜間でも大きな窓からご覧頂けます。年末年始イルミネー ションに彩られる丸の内仲通りの華やかな雰囲気とともに、是非ご体験くださ い。

企画:タグチファインアート

■ART TALK supported by CVJ
ギャラリー・トーク
ドイツにいるアーティストをオンラインで交え、ギャラリー代表である田口達也氏にシューマン作品の魅力についてお話しいただきます。どうぞお気軽にご参加ください。

日時:12月18日(金)18:30-19:00
出演:田口達也(タグチファインアート代表)、レギーネ・シューマン(ドイツよりオンライン参加)
予約:https://cadanarttalk04.peatix.com/
参加無料、予約優先(15名程度)、CADANアカウント(@cadan_insta)からインスタライブ配信予定

Supported by Culture Vision Japan

■タグチファインアート
代表の田口達也(1963年生)が、10年間の画廊勤務を経て2001年3月に設立。2010年12月に日本橋本町(三越前)に移転し現在に至る。2009年以来、毎年アート・コロン(ケルンの国際アートフェア)に参加し、2011-16年にはケルンに事務所を開設。国際的に活躍する国内外のアーティストを展覧会やアートフェアを通して紹介している。

Color Rainbow and Satin Brussels, 2018, fluorescent acrylic glass, 6 part, each 110 x 11 x 7 cm, installation size adjustable to the space
Color Satin Ice Blue, Tokyo, 2018, fluorescent acrylic glass, two parts, 190 x 160 x 17 cm

Installation View

「Expanding Abstraction – 抽象のかたち」 by THE CLUB

CADAN有楽町は、銀座S I X 内にギャラリーを構えるTHE CLUBによる「Expanding Abstraction – 抽象のかたち」展を開催いたします。本展では、世代を超えた国内外の6名の作家による12点を展示し、会期中はギャラリートークを2回開催いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「Expanding Abstraction – 抽象のかたち」by THE CLUB
2020年11月25日(水)- 12月13日(日)
営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時
定休日:月(祝日の場合は翌平日)
ACCESS

具象として存在を持たないものが、色や線、形を通して現れる「抽象」。その表現のあり方は、アメリカの抽象表現主義を筆頭に、現代の美術に至るまで常に進化を続けています。

芸術を具象表現から解放した抽象表現主義。そして従来の抽象画から思考そのものの抽象性へと視点を向けることによって誕生したコンセプチュアルアートとしての抽象。さらには、思考すらも超えた形を持ち得ない抽象世界への試み。概念としての抽象は一つの形式に定まることなく、いつの時代も多くのアーティストが定義を問い、新たなる表現へと挑戦してきました。

抽象表現主義初期の信念を受け継ぐサム・フランシスや、新世代の抽象画家として現在活躍するジャッキー・サコッチオ、そして具象絵画から抽象絵画へと展開させる若手日本人アーティスト、猪瀬直哉。彼らは多様な文化が交わる現代において、普遍性に富んだ抽象絵画を生み出します。また、ミラ・シェンデルは言葉のコラージュにより、コンセプチュアルアートに潜む抽象性を際立たせ、黒田泰蔵やエトレ・スパレッティの作品には、単色の物質によって見ることのできない精神的な抽象世界が現れます。本展覧会では、その様々な「抽象」のかたちに焦点を当てます。

展示作家:
Ettore Spalletti(エトレ・スパレッティ)
Jackie Saccoccio(ジャッキー・サコッチオ)
Mira Shendel(ミラ・シェンデル)
猪瀬直哉
Sam Francis(サム・フランシス)
黒田泰蔵

企画: THE CLUB(http://theclub.tokyo

main image:Sam Francis, Untitled, 1958, Watercolor and gouache on paper,68.0 x 100.2 cm

■ART TALK supported by CVJ
各回参加無料、予約優先(15名程度)、適切な距離をとっての立席となります。

(1)アーティスト・トーク
日時:2020年11月27日(金) 18:30-19:00
出演:猪瀬直哉(本展出展アーティスト)山下有佳子(THE CLUBマネージングディレクター)
*ご予約はPeatixから

(2)ランチタイム・トーク
ギャラリーディレクターの山下が展覧会解説とともに、アートの⾒⽅や楽しみ⽅、初めてのアートの買い⽅について働く女性に向けてお話しします。※男性もご参加いただけます。
日時:2020年12月4日(金)12:15-12:45
出演:山下有佳子(THE CLUBマネージングディレクター)
*ご予約はPeatixから

●猪瀬直哉:2012年に東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業し、文化庁新進芸術家海外研修員としてロンドンへ渡英。その後2017年にロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアートMA Fine Art 修了し、現在ロンドンを拠点に活動。21st DOMANI・明日展に出展し、新国立美術館や高松市美術館などの美術館で展示され、収蔵先には高橋コレクションやベネトンコレクションがある。

Photography by GO MINAMI

●山下有佳子:1988年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、ロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートにてアート・ビジネス修士課程を修了。サザビーズロンドンでのインターンを経て、サザビーズジャパンにて現代美術を担当。2017年、若干29歳で THE CLUB のマネージングディレクターに就任する。日本ではまだ目にする機会が少ない現代のアーティストを中心に、時代や分野を超えた展示を行っている。

 

Naoya Inose《RGB stairs》2020, Oil, Acrylic on panel, Set of four, 25.5 x 18 cm
Jackie Saccoccio《Portrait (Near Miss)》2018, Oil on linen, 144 x 114 cm

Installation View

 

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【新型コロナウイルス感染予防ご協力のお願い】
・発熱や咳、だるさなどの症状があるお客様は、ご入場をご遠慮いだだきますようお願い申し上げます。
・ご入場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
・マスクの着用と、入口で手指のアルコール消毒をしていただきますようお願い申し上げます。
・ギャラリー空間内が混雑した場合、入場制限をする場合がございますのでご了承ください。

定期的にギャラリー内の換気を行います。
スタッフは毎日の検温、手洗いや消毒を徹底しております。
なお、接客時もマスクを着用させていただきます点をご了承ください。