[FIGUR]
土肥美穂 / ガブリエル・ハートリー / 寺内曜子
Miho Dohi / Gabriel Hartley / Yoko Terauchi
2022年4月28日(木)- 5月15日(日)
April 28 (Thu) – May 15 (Sun), 2022
場所:CADAN有楽町
営業時間:火-金 11:00-19:00 / 土・日・祝 11:00-17:00 定休日:月曜日
■ART TALK supported by CVJ
2022年5月6日(金) 18:30- 約30分
出演: 寺内曜子(アーティスト)
進行: 萩原ゆかり(HAGIWARA PROJECTS)
会場:CADAN有楽町
参加無料、予約優先(15名)
Peatixからご予約ください。https://cadanarttalkhagiwaraprojects.peatix.com/
*@CADANのインスタアカウント(@cadan_insta)からもライブ配信します。
この度CADAN有楽町では、東京・森下を拠点とするHAGIWARA PROJECTSの企画による土肥美穂、ガブリエル・ハートリー、寺内曜子の3名による展覧会[FIGUR]を開催します。
土肥美穂は、様々な素材を組み合わせた彫刻作品を制作します。異なる種類の素材が調和と反発のバランスを絶妙に保ち、有機的な存在感を持つ作品です。土肥は素材一つ一つの形や質感、色がお互いに及ぼす作用を、あらゆる角度から見て検証しながら丁寧にすくい上げ、未知のものを作る可能性を探求します。本展では、「視ること」をテーマにしたドローイング作品を初披露します。
ガブリエル・ハートリーは、日々描き止めるスケッチや、写真を元に絵画を描きます。街並みや動植物の形は、画面上で抽象度を増し、さらに様々な技法で描かれた色とテクスチャーのレイヤーが、光や時間帯によって鑑賞者が知覚するイメージに変化を及ぼします。本展では、近作の色鮮やかな絵画を展示いたします。
寺内曜子は、当たり前と見なされている裏と表、内と外、善と悪といった対立概念への疑いを元に、彫刻作品を制作しています。今回展示する作品は全て、一枚の紙や鉛板に、何も足さず、何も引かずに、裏表の対立は無いことを、造形するのではなく、素材自身が必然的に成る形で証明し、「世界に対立関係はない」という自身の考えを伝えます。本展では、鉛を使った彫刻の中から、日本では未発表の2作品を含んで展示します。
三者の作品の形のあり方はそれぞれですが、現れている形を視ることで、その視覚体験が知覚を刺激し、豊かな鑑賞体験に広がることをぜひ体感してください。
●土肥 美穂 (どひ みほ)
2002年東京造形大学大学院彫刻科研究生修了。主な個展に、HAGIWARA PROJECTS (2021, 東京)、Gordon Robichaux (2021, ニューヨーク, 米国)、The Renaissance Society at the University of Chicago(online) (2020, シカゴ, 米国)、Crèvecœur (2020, パリ, フランス)、 「ショーケースギャラリー 土肥美穂」 横浜市民ギャラリーあざみ野(2020, 横浜)、Nonaka-Hill (2018, ロサンゼルス, 米国)、Lulu (2017, メキシコシティー, メキシコ)、 HAGIWARA PROJECTS (2016, 東京) など。 主なグループ展に、「Sweet Home」 (2021, CPM Gallery, ボルチモア, 米国)、 「Miho Dohi / Josh Brand」 (2020, La Maison de Rendez-Vous, ブリュッセル, ベルギー)、 「City Prince/sses」 Palais de Tokyo (2019, パリ, フランス)、 「Natsu no Tobira – curated by Jeffrey Rosen」 Shane Campbell Gallery (2017, シカゴ, 米国)など
●ガブリエル・ハートリー (Gabriel Hartley)
1981年、イギリス・ロンドン生まれ。チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(ロンドン)で美術の学士号を取得。ロイヤル・アカデミー・スクールズ(ロンドン)を修了。近年の展覧会に「Postcards」imlabor (2021, 東京)、「OF」Seventeen (2020, ロンドン)、「Waterwood」 Foxy Production (2019/2020, ニューヨーク) 、「The Sleeping Procession」CASS Projects, Cass Sculpture Foundation (2018, サセックス、イギリス)、「Landscapes」 Seventeen (2018, ロンドン)、「Reliefs」Foxy Production (2016, ニューヨーク)、「A Rose Without a ‘why’, It blooms because it blooms」Carl Freedman Gallery (2016, ロンドン)など
●寺内 曜子 (てらうち ようこ)
1979-81年、セント・マ−ティンス美術大学(ロンドン) 彫刻科アドヴァンストコースに学ぶ。1979ー98年、ロンドン在住で作家活動。1999年以降、 東京在住。近年の個展に、「寺内曜子 パンゲア」 豊田市美術館(2021, 愛知県)、「寺内曜子展 満ち潮 引き潮」ふじ・紙のアートミュージアム (2021, 富士市, 静岡)、「スタンディング・ポイント1 寺内曜子」 慶應義塾大学アートセンター(2017, 東京)、「寺内曜子の赤と青」かんらん舎(2017, 東京)、「空中楼閣2010」愛知県立芸術大学サテライトギャラリー(2010, 名古屋, 愛知)など。近年のグループ展に、「15th edition triannual of sculpture」Campo & Campo (2022, アントワープ, ベルギー)、「空間の中のフォルムーアルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで」 神奈川県立近代美術館(2021, 葉山市, 神奈川)、「einblicke」 edition & galerie Hoffmann (2021, Friedberg, ドイツ)、「引込線/放射線」第19北斗ビル(2019, 所沢)、「MOT コレクション:ただいま/はじめまして」東京都現代美術館 (2019,東京)、 「MOMAT コレクション」東京国立近代美術館(2019, 東京)、 「From the Kitchen Table : Drew Gallery Projects 1984-90」Herbert Reid Gallery, UCA Canterbury (2018, 英国)、「Re:コレクションⅠ 美術館を(一足早く)解体する」愛知県美術館(2017, 愛知)など。