● 佐々木彩子:8/21(日)
うた、ピアノ、ギター。ジャズ喫茶メアリージェーン、京都 Jazz in ろくでなし、ゴールデン街で遊び働きながら成人。舞踏オーケストラ「大豆鼓ファーム」、劇団「風煉ダンス」、「イヌイットイヌーク」、「渋さ知らズ」などで活動。地底レコードよりアルバム『あおいとこ』『空』を発表。
●雨宮庸介
1975年茨城県水戸市生まれ。1999年多摩美術大学美術学部油画専攻卒業後、2011年に渡欧し、2013年にサンドベルグインスティテュート(アムステルダム)修士課程修了。主な展覧会に「六本木クロッシング2010展;芸術は可能か?」(2010/森美術館)、「国東半島芸術祭-希望の原理」(2014/国東半島、大分)、「Wiesbaden Biennnale」(2018/ヴィースバーデン、ドイツ) 、「未来を担う美術家たち 20th DOMANI・明日展」(2018/国立新美術館)、「Reborn-Art Festival 2021-22」(宮城県石巻市)などがあり、彫刻や映像インスタレーション、パフォーマンスなど、さまざまな手法を用いて日常では意識されない普遍的な事象における境界線の再考を促すような作品を制作しています。
飯沼英樹 展示風景 / 個展「闘ウ女神タチ」松本市美術館(長野)2016
●飯沼英樹
2002年愛知県立芸術大学大学院卒修了後、ナント国立美術大学(フランス)に入学し、2006年までヨーロッパ各地を拠点に活動。日本帰国後の近年は、六甲山に屋外展示をした「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」や新宿LUMINE内を彩った「LUMINE meets ART AWARD 2015」、木彫作品約120点を出品した松本市美術館での大個展「戦ウ女神タチ」(2016)など、既存のアートスペースにとらわれない様々な場所と機会で作品を展示。最新のファッションに身を包みしたたかに現代を生きる女性の強さを一貫して表現する飯沼の華やかで都会的な世界観は、発表の度に大きな話題となってきました。時代の空気感も含めて表現された作品からは、社会に対する独自の解釈が提示されています。
さて、中沢新一氏によると、「ノワーズ、それは古いフランス語で「諍(いさか)い」をあらわしている。バルザックはこの古仏語の語感を利用して、「美しき諍い女 la belle noiseuse」という存在を創造した。しかし、ノワーズのさらに古い語感を探っていくと、異質領域から押し寄せてくる聴取不能な存在のざわめきのことを、言い当てようとしているのがわかる。不安な波音を発する海のしぶきとともに出現するヴィーナスの像などが、そのようなノワーズの典型だ。ヴィーナスは海の泡から生まれたとも言われるが、またいっぽうではその泡は男女の交合の場所にわきたつ泡だとも言われる。いずれにしても、それは世界の舞台裏からわきあがってくる不気味なざわめきにつながっている」 (中沢新一『精霊の王』-第五章 緑したたる金春禅竹-より)。
◯Margaret LEE(マーガレット・リー)
1980年ニューヨーク生まれ。現在もニューヨークを拠点に活動。
主な展覧会:2022年「(as) hard as (it) gets」MISAKO & ROSEN、東京(個展)、2020年「For a Dreamer of Houses」ダラス美術館、テキサス(グループ展)、 2020年「I.C.W.U.M」ラ・メゾン・デ・ランデヴー、ブリュッセル(個展)、2013年「リヨン・ビエンナーレ 2013」(グループ展)、「New Pictures of Common Objects (企画:クリストファー・ルー)」MoMA PS1、ニューヨーク(グループ展)。
1990年ドイツ・リューネブルク生まれ。現在は東京を拠点に活動。
主な展覧会:La Boîte-en-Valise オフィスバロック、ベルギー(2020年、グループ展)、”Object For Painting” XYZcollective 、東京(2020年、個展)、「五月女哲平×大野晶」車屋美術館、栃木県(2019年、グループ展)、「大野晶 at ザ・ステーキハウスDOSKOI」ザ・ステーキハウスDOSKOI、東京(2017年、個展)。
●ガブリエル・ハートリー (Gabriel Hartley)
1981年、イギリス・ロンドン生まれ。チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(ロンドン)で美術の学士号を取得。ロイヤル・アカデミー・スクールズ(ロンドン)を修了。近年の展覧会に「Postcards」imlabor (2021, 東京)、「OF」Seventeen (2020, ロンドン)、「Waterwood」 Foxy Production (2019/2020, ニューヨーク) 、「The Sleeping Procession」CASS Projects, Cass Sculpture Foundation (2018, サセックス、イギリス)、「Landscapes」 Seventeen (2018, ロンドン)、「Reliefs」Foxy Production (2016, ニューヨーク)、「A Rose Without a ‘why’, It blooms because it blooms」Carl Freedman Gallery (2016, ロンドン)など
■ART TALK supported by CVJ
「2000-2022 東京とNYの間で」
2022年4月2日(土) 11:30- 約40分
出演:寺田真田美 Mayumi Terada (美術家)、ケビン・バテルミ Kevin Bartelme(小説家)
司会:野村ヨシノリ(Gallery OUT of PLACE)
*@cadan_instaからインスタライブ配信
Gallery OUT of PLACE ディレクターの野村ヨシノリ氏がCADAN有楽町からNY在住のアーティスト寺田真田美氏を繋いでライブ配信します。
80年代に東京で立体作家として活動を開始し、2000年以降にNYに拠点を移し写真作品を発表している寺田氏の制作や、東京とNYのアートシーンについてお話しいただきます。また寺田氏のパートナーで小説家のバテルミ氏にもご登場いただき、近年のコロナ禍でのNYの生活や制作についてお聞きします。
鷲津民子 “Washizu Drawing no.12” 36x41x12cm, mixed mediaLucien Hervé / ルシアン・エルヴェ Chandigarh (Inde) La Haute-Cour #2 51x41cm photographyKenji SHIMADA / 嶋田ケンジ “TS細胞の再構築” H37 x W22 x D21 cm 陶,炭化焼成Mayumi TERADA/寺田真由美, “kitchen 011201″24 x 20 inch photographyMotonori UWASU/上須元徳, Dome, 2010, 130x194cm, acrylic on canvas
●”Art in a Domestic Environment/フレーム編”
CADANオリジナル動画「Art in a Domestic Environment」第二弾。フレームと一口に言ってもさまざまな種類があります。作品に適したフレームについてCADANメンバーがご案内します。 https://youtu.be/21D48zZf6GM